「小説家になろう」における読者獲得法 その3
前回までは「小説家になろう」における表面的な読者獲得方法についてでした。
広報手法に比重が偏っていましたので、第1話の読者数は確保できても、2話以降読まれるか、内容次第となっています。
そこで今回は、内容が読まれる水準まで達していないのか、それとも単に広報が不足しているのか、客観的に判断する方法について書いていきます。
この記事を書くにあたって、軽石さんの作成したツールである「なろうPVグラフ化メーカー」がものすごく役に立ちました。ありがとうございます。
今回の話は、この「なろうPVグラフ化メーカー」の中の「直近2週間の合計 各話ユニーク数」をベースに分析しますので、気になる人は自分の作品を取得して、見比べながら読んでくださいね。
広報も内容も足りていない初心者タイプ
グラフがこんな形になる作品は、なろうにおける広報活動にも、内容にも問題があります。広報を充実させても、上に行く可能性は低いでしょう。
僕の昔の記事で行くと、Lv1、Lv2あたりと予想されます。まずは文法の主語の使い方、描写の充実などを意識して改善してみましょう。
広報が足りている初心者タイプ
グラフがこんな形になる作品は、広報に関しては申し分ありません。
問題は読者が定着していないことにあります。ただ、少数でも読んでくれている人はいますので、一定水準の作品ではあるようです。
一番問題となるのは、最新話近辺で読者が回復していない事です。つまり、過去の読者が更新しても読みに戻って来てくれていません。作品に対する興味を失ってしまっているのでしょう。
先ほどの記事「小説家へのロードマップ(予想)」で言うと、Lv3~4あたりを意識して改善していく必要がありそうです。
広報が足りない初心者タイプ
グラフがこんな形になる作品は、広報は足りていませんが、将来性はかなり高いです。
1話への流入読者が最新話まで高い割合でキープできており、読んだ読者のキャッチはうまくいっていますので、広報がうまく噛み合えば、爆発的に伸びる可能性があります。
この辺の記事の内容が効くと思います。
続けるといつか芽を出すかもしれない中堅タイプ
グラフがこんな感じになる人は、ランキング外でできる広報はだいたいできており、最新話を追っている読者の確保もある程度はできています。
課題は日間ランキングに載るためのポイントである事が多く、何らかの手段で読者にポイントを入れてもらう必要があります。
ここから先はまだまだ研究中ですが、何かしら物語が動いた時にポイントが動きやすい傾向があるようで、とにかく読者をストーリー展開や共感で楽しませる必要がありそうです。
僕も実力的にはまだまだではありますが、一緒に浮上できる事を祈っています。ではまた~