役立たない声掛け

このところ、急に気温が下がってきましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
季節の変わり目ゆえでしょうか
私の周りでは、体調を崩している人が多いです。
 
ある方が入院されるというので
「大丈夫！病院は日本語が通じるから！」と
声を掛けしそうになりました。
 
入院された方は
生まれも育ちも日本、人生で1度も引越しもしたことがない人なのです。
私の声掛けなど、何の助けにもならない…。
 
私が体調が悪くなって緊急的に病院へ行くとき
私の友人たちは、
「大丈夫！医者は英語がわかるハズだから」と
私に声をかけてくれてきた、そういう経緯があります。
 
自分が弱っていて理解力も落ちている中で、
言葉が通じない不安と闘い続けることの大変さを骨身に感じているからこそ
「●●語は通じるから大丈夫」
と言ってしまいます。
ですが、弱った人を応援する側の人間はちょっと冷静でありたいものです。
 
＜冷静にひとこと＞
「やさしい日本語で話してください」とお願いしても、
やさしい日本語を話せる人に出逢えるのは本当に奇跡的なことです。
だからこそ、
多くの人に伝わりやすい言葉として「やさしい日本語」を普及したいです。

今夜も暖かくしてお過ごしくださいね★