【イベントレポート】4月18日Project ハタフレ リリースパーティー〜トークセッション編〜
2024年4月18日に大阪市・中之島フェスティバルタワーにて「Project ハタフレ リリースパーティー」を開催しました。
* Project ハタフレとは?
「Project ハタフレ」は2024年3月25日に始動した中小企業の課題解決を促進するプロジェクトです。
ITに詳しい人もそうでない人も、業界業種、年齢といった属性とは関係なく、中小企業に関わる誰もが安心してDXへの一歩を踏み出せる環境を創出・拡大することを目的に、日本各地で様々な地域・業界課題と正面から向き合い、解決策を考え活動されている有識者の方々に「認定アドバイザー」に就任いただきました。
また、同じく各業界で活動し、この活動に共感いただいた団体に賛同団体としてご参画いただいています。
「Project ハタフレ 」始動を記念した今回のリリースパーティーには、約110名の方がご来場いただきました。イベント全体のレポートやプロジェクト紹介パートについてはこちらをご覧ください!
今回は、「ハタフレ公式認定アドバイザーに就任いただいた三浦浩史さん、進絵美さん、五十川昌弘さんのお三方と「Project ハタフレ」プロジェクトリーダーの岩﨑智長によるトークセッションパートをお届けします!
(以下、敬称略)
* なぜ、ハタフレに参加いただいたのか?
岩﨑:この場には介護業界をはじめ、いろいろな業界の方がいらっしゃっています。せっかくの機会ですから、認定アドバイザーのお三方に「Project ハタフレ」について本音でお話いただこうと思います。
まず初めに「なぜハタフレに参加いただいたか」、その理由について教えてください。
三浦:私は介護業界のDXを進めたいと思っていたことがきっかけですね。
介護はチームで動く必要がありますが、地域内での連絡が電話やFAXなどのアナログな手段に頼りがちでした。アナログのツールは(従来利用してきた手段なので)安心な面もありますが、生産性は非常に低くなると感じ「介護の現場をDXできないか」「何か良いツールはないか」と考えていたときに、山口さん(Chatwork株式会社副社長CNO山口勝幸)に出会いました。
その後、岩﨑さんに飲みに行こうと誘われて、「大阪で介護を盛り上げたい」という相談を受けた際にも、介護業界がいかにアナログなのかをお話ししており、大きな課題感がありました。なので、ハタフレのお話を聞いた際には、私からお願いをして参加させていただきました。
岩﨑:ありがとうございます。三浦さんのお話にありましたように、実は日本の全業界の中で一番DXが進んでいない業界は、医療・介護業界だというデータもあります。また、介護事業者に関しては東京よりも大阪の方が多く、まず大阪から医療・介護業界を盛り上げたいという思いでハタフレを進めています。進さん、五十川さんはいかがでしょうか。
進:私は師匠の三浦さんから誘われたのがきっかけです。師匠からやれと言われれば、もちろんyes!です!笑
五十川:私も三浦さんから誘われたことがきっかけですね。三浦さん、進さんとご一緒するようになって、昨年の9月あたりからBCP(業務継続計画)やACP(人生会議)、ICT(業務効率化)など多くのセミナー開催を行ってきました。数えてみるとこれまでに16ヶ所で実施しており、また今後は福岡、千葉での開催や、海外視察なども行っていきます。このように活動が広がってきたのは三浦さん、進さんお二人のご支援があったおかげで非常にありがたいと思うと同時に、継続して行っていくべき活動だと感じています。
* なぜ、ハタフレが重要なのか?
岩﨑:お三方とも「Project ハタフレ」に積極的にご協力いただいています。なぜ、ハタフレのような活動が重要だと思いますか。
三浦:ハタフレのハタを振るというのは、応援するということでしょう? 介護の現場の方は、「1対1のアナログなやりとりが大変だ」と皆さん思っています。やりとりをDXしたほうが絶対に楽になることも皆さんわかっているのです。わかっているのですが、進めるモチベーションを持ちにくく多くの人が前に進められていません。「DXのやり方がわからず不安」「やったときに個人情報などの何かが外に漏れたら怖い」。そのような、やれない理由・やらない理由がたくさん浮かんでしまって一歩を踏み出しにくい、そんなマインドになってしまっているようなのです。
経営者側はどんどん進めていきたいと思っていて、そこに現場の思いとの乖離があります。それをわかった上で、ハタフレは現場の方を応援したいのです。DXが進んで、少しでも現場の方々が楽にできるように協力したいですね。そうすれば一歩踏み出す人が、1人増え、3人増え、9人増え、と増えていき、どんどん介護業界が効率化していくでしょう。これはどの業界も同じだと思いますから、「Project ハタフレ」は重要です。
そしてもしよかったら、今日ご参加の皆さんもこれから一緒に動いていきましょう。地元に帰ってから皆さんが周囲の人に声をかけてハタを振っていただいたら、絶対にこの業界は変わると思います。まさに今日を起点として、ここから広げていただきたいと思いますので、皆さんもぜひハタを振ってください。
進:三浦さんがお話しされた通り、私もハタを振る人を増やしたいと思っています。私自身は、ICT化に不安を感じて動けない医療・介護業界の方々へ、ハタを振ってどんどん応援していきます。しかし私だけでは発信力に限界があります。ハタフレの活動は、私が応援していることをChatworkさんや他の皆さんも応援してくれるわけです。 ハタフレを通じて関わる全員が楽しく元気になるわけですから、「Project ハタフレ」の活動は重要です。
岩﨑:進さんがおっしゃっていただいたことは、DX以外のテーマも含んだお話ですよね?
進:そうです!応援するのは、医療・介護業界のDXだけではありません。あくまでDXは手段の一つで、それ以外に解決しなければならないことも多くあると思っています。それら全て業界全体にがんばれー!と、どんどんハタを振って励まし合いながら、応援していきたいと思います。
岩﨑:五十川さんはいかがでしょうか?
五十川:ICTに興味がある方でも、自分たちでイチから考えて活用していくのはなかなか難しいですよね。私たちはICTに関してモデルケースを作っています。ですから、皆さんには私たちをうまく利用していただきたいです。ハタフレで私たちといろいろな皆さんとをつないでいただくことで、それが上手くいくのではないかと思っています。そういう意味で、「Project ハタフレの活動が重要だと思っています。
岩﨑:ありがとうございます。会場の皆さん、今日この場に集まっていただいた皆さんはお仲間です。ぜひ皆さん一緒にハタを振って、一歩前に進めていきましょう。
* 今後、ハタフレに期待することは?
岩﨑:次が最後のテーマになります。今後、ハタフレに期待することは何でしょうか?
三浦:さきほどもお話しましたが、今日を起点としてこのような会を全国で開催して、たくさんの仲間を増やしていただきたいですね。また、DXが求められているのは、介護業界だけではありません。しかし私たちは、他の業界がどのようにDXしているのかを知りません。ぜひ、業界の間をつないでいただき、お互いに活かせる知恵を交換していけるといいなと思います。
岩﨑:本日は介護・医療以外の業界の方もいらっしゃっています。ぜひおつなぎしていきたいと思いますので、ご期待ください。
さて、進さんは「ハタフレに期待すること」について、いかがでしょうか?
進:ハタフレに期待することはたくさんありますが、ぜひ、発信のお手伝いをどんどんしてほしいですね。そして今、ここにいる皆さんも小さくてもいいから、一つずつ自ら発信していくということをやっていただきたいなと思います。ご自身が前に出るのが嫌であれば、私を使ってください。一人でも他の人の力を借りても構いませんので、ぜひ発信するスタンスを持っていただければと思います。どのような形でも皆さんが発信することで地域が変わっていくのではないかと思っています。
岩﨑:進さんご自身もハタを振るし、進さんにハタを振っていただくことも歓迎して、その輪が広がっていくことで業界や地域が変わっていくのではないか、ということですね。ありがとうございました。最後に、五十川さんはいかがでしょうか?
五十川:今日、介護やその他の業種の方々がこれほどの人数で集まっていることに驚きました。本当に素晴らしいことです。
そして私からは、皆さん「本当にこのままアナログの仕事でいいですか」と問いたいです。私も、皆さんもこれから年齢を重ね、高齢化していきます。どうやって次の世代につなげていくのかを一緒に考えて行動していきましょう。もしお声かけいただけるならば、私は喜んで、ハタを振りに全国に向かいます。これからも皆さんと一緒にハタフレのプロジェクトを行っていきたいというのが、私が期待するハタフレの今後ですね。
そして、皆さん、ハタフレのホームページに三浦さん、進さん、私の記事が掲載されています。こういった思いがぎっしり詰まっていますので、ぜひそれを見てほしいですね。
岩﨑:ありがとうございます。「Project ハタフレ」のnoteのブログにお三方の思いが、ぎっしりつまったものがすでに公開されています。また最新情報は公式Facebookでも見られますので、ぜひフォローしてご覧ください。
それでは、これでトークセッションを終了します。
認定アドバイザーのお三方ありがとうございました。
3本立てでお送りしたリリースパティーのレポートは以上となります。
ご覧いただきありがとうございました!