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第2夜 1年が13ヶ月⁉️クリスマスが1月7日⁉️ 謎のエチオピア歴

みなさんこんにちは!
早いもので2016年が明けてからもう一月。明日からはもう2月になっちゃいますね。そういえば1月といえばクリスマスですが、みなさんはどう過ごされましたか?

は⁉️何ボケてるの、今日は2023年の10月11日じゃん(今これ書いてる日ね)、いやそもそも1月でクリスマスって何だよって、思うじゃ無いですか。
あ、いえ、実はこれ、日本じゃなくてエチオピアのお話なんです。
そんな訳で、今日はなんか色々と不思議なエチオピアの暦のお話なんてしてみましょうか。

☆世界でも珍しい独特の暦 エチオピア歴☆

世の中には色々な暦があるのはご存知ですよね。
私たちが日頃使っているのはグレゴリオ暦、通称西暦なんて言ってる、あれです。
昔は皇紀なんていうのもありましたが、実はあれは日本初の太陽暦。
それ以前は太陰暦が使われていて、日本初の暦は飛鳥時代に制定された具注暦って言うんですが、その後何回も改暦されて今に至っているんですね。

世界の暦を見ると、大きく分けるとキリストの生誕を0年とするグレゴリオ歴(西暦)とムハンマドがメッカからメディナに移った年を0年とするヒジュラ暦(イスラム歴)が二大勢力。
西暦が太陽暦、イスラム歴が太陰暦となります。
因みに西暦の方はそもそも0年の計算が間違っていて、キリストの生誕は紀元前4年くらいだと言われているそうです。
なんかダメじゃんそれ。

世界の大体の国はこの2つの暦を使っているのですが、中には今でも独特の暦を使っている国もいくつかあって、イランとかインドとかミャンマーあたりがそうなんですが、そのうちの一つにエチオピアがあるんです。

エチオピアは独特のエチオピア歴を使ってるんですが、これが4世紀ごろから使われている歴史ある暦なんですね。
同じアフリカには古代エジプトに期限を保つコプト歴という更に古い暦があって、今でもキリスト教の一派であるコプト正教会では神事に使っているらしいのですが、エチオピア歴はそこから派生したものなんだそうです。
因みに両方とも太陽暦です。

エチオピアのカレンダーだそうです。何が書いてあるのか全く読めませんね

ただコプト歴と違うのは、今でもエチオピアにいくと普通に使われていること。
又エチオピア歴も西暦と同じくキリストの生誕を0年としているのですが、解釈の違いでAD7年を生誕の年としてます。
キリストことイエスが亡くなった年はローマ帝国の記録でわかっているんですが、その時何歳だったかの記録がないので、微妙に色々解釈が違ってたりする訳なんですね。
だから冒頭でちょっと触れましたけど、エチオピアでは今日は2023年10月11日じゃなくて、2016年1月30日なんです。

☆ エチオピアの元旦は ウンコタタシ! ☆

元旦は私たちの暦で行けば9月11日。
エチオピア語ではウンコタタシというんだそうですよ。
決して💩じゃ無いです。ウンコタタシですよ。
ウンコは指輪のことで、タタシはあなたの指と言う意味だそうで、古代イスラエルのソロモン王がアラビアのシバの女王に指輪を贈ったことに由来するんだそう。
ロマンチックですよね・・・ウンコだけど。

あ、あと全然関係ないですけど、日本では正月はお節料理を食べるじゃないですか。
それがエチオピアではドロワットという鶏肉のカレーみたいな料理を食べるんだそうです。
私は食べたことないですけど、実はこれが凄い辛いらしいんですよ。
激辛マニアな私としては是非一度食べてみたいものですね。

これがドロワットです。美味しそうですね。

☆ エチオピアの1年は13ヶ月⁉️ 6時が0時⁉️☆


閑話休題。
エチオピア歴は実はもう一つ秘密があります。
それは一年が12ヶ月じゃなくて、13ヶ月だということ。
どういうことかというと、単純に1年を30日で割って、余った5日が13月になるんですね。

エチオピア歴では、このほかにも色々違いがあって、例えばエチオピアのクリスマスは12月25日じゃなくて、1月7日。
つまり日本とは逆に新年明けてからクリスマスが来るわけなんです。

又エチオピアはキリスト教国には違いないのですが、独特のエチオピア正教を信仰しています。
これも結構独特の宗派で、例えばクリスマス前の22日間は断食の期間があったりします。 まるでイスラム教のラマダンみたいですね。

もうなんだか意味がわかりませんが、流石人類発祥の地候補の一つ。
独特の文化が未だ沢山残ってるのがエチオピアなんですね。

更に更に! 以前私がエチオピアに行った時、どうも街中の時計が時差と関係なく私のiPhoneと合わないなーと思っていたら、こっちの一日は日の出(6:00)から始まるのだそうです。
つまり6時が0時。 これ書いてるのは日本時間の朝7時ですが、エチオピア流では1時というわけですね。

更に更に更に! 時計は12:00(日本でいう18:00)で一旦終了。
18:00が又0:00になって再スタートし翌朝6:00の12:00に終わるのだとか。

要するに私たちの時計とは常に6時間ずれているわけで、向こうでアポとか取ろうと思ったら日付も時間も私たちと違うので、もう大混乱間違いなし、なんですね。

アマゾンにあったオシャレなエチオピア時計

世の中色々な国があるもので、私たちが当たり前のことだと疑いもしないことが、全く通用しない世界がそこかしこにあったりします。
あんまり自分の常識に凝り固まらず、もっと頭を柔らかくして、様々な違いを受け入れたいものですよね。

ということで、今日はこの辺で。
また第3夜でお会いしましょう!

エチオピアの首都アジスアベバの市場。凄い賑やかな場所でした。

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