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ギターサウンドを太く!BIAS FX 2で作る前に出るクリーン&クランチ

今回は、Positive Grid BIAS FX 2を使用して、1、2弦を単音で弾いても埋もれず、太く鳴るクリーンとクランチの中間のようなギターサウンドを作っています。

イメージとしては、Pay money To my Painの「Voice」イントロを少しアレンジしたものです。


1. アンプ選び:音の土台を決める

自分のイメージに近いアンプを選ぶことが大切です。

今回は、Orange AD30をモデリングしたアンプを使用し、クリーンからクランチまでの幅広いサウンドに対応しています。

Orange AD30を使用

単音弾きではクリアで張りのあるクリーン感を、コード弾きではほんのりクランチ感が出るようにMASTERを高めに設定し、その分プリアンプのGAINを控えめにしました。

MASTERメインの音作り

つまり、音作りのポイントはMASTERをメインに設定することです。音に張りを持たせつつ、適度な歪みを加えることができます。特に、歪んでいるかいないかのギリギリのラインを狙ったサウンドメイクには、この調整方法が効果的です。

2. コンプでピッキングの安定感をサポート

演奏の安定感をサポートするため、MXR Dyna Compを使用しました。

MXR Dyna Compを使用

シンプルなパラメータ設計のため、初心者でも簡単に扱えます。

コンプを使う際には、サウンドの変化よりも演奏のしやすさを重視しましょう。これにより、ピッキングが安定し、演奏中の音のムラを抑えることができます。

3. ブースターで太さと明瞭感をプラス

次に、Tube Boostを使用してサウンドにさらに太さと明瞭感を加えます。

Tube Boostを使用

レベルを少し上げ、ゲインを抑えめに設定してアンプの音を活かしながら、トーンで高域の明瞭さを調整しています。ブースターを使うことで、音の輪郭がよりはっきりし、印象的なサウンドになります。

4. コーラスで艶と広がりを追加

Magic Vibeというコーラスを薄くかけることで、サウンドに艶と広がりをプラスしました。

Magic Vibeを使用

コーラスは音を揺らすだけでなく、太さや奥行きを与える用途にも効果的です。サウンドに立体感を持たせたいときにおすすめです。

5. ディレイ&リバーブで仕上げ

最後に、空間系エフェクトでサウンドを仕上げます。

Waves H-Delay

Waves H-Delayをテンポに同期した4分ディレイで使用し、ディレイ音にモジュレーションを加えて奥行きを演出。H-Delayは、モジュレーション機能で立体的なディレイサウンドを簡単に作れます。

この辺のコーラスエコーの話は過去の記事で解説しているので、そちらもぜひ、ご覧ください。

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