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アナログコンソールでサミングしてみよう!!Waves NLS Non-Linear Summer

DTMで楽曲制作をしていると、デジタルな音作りに限界を感じ、アナログコンソールの温かみや太さを音に加えたくなることがありますよね。

そんなときに最適なのが、Waves NLS Non-Linear Summer(以下、Waves NLS)です。

このプラグインを使うことで、アナログコンソールのサウンドを手軽に取り入れ、ミックスに深みを加えることができます。


Waves NLS Non-Linear Summerとは

Waves NLSは、著名な3つのアナログコンソールをシミュレートし、アナログサミングの質感を再現するプラグインです。

Waves NLS Non-Linear Summer

DAWの全トラックをアナログコンソールに送って再びDAWに戻すような、アナログサミングを簡単に楽しむことができます。

3つのアナログコンソールをシミュレート

Waves NLSには、次の3つのアナログコンソールが収録されています。それぞれ独自のキャラクターを持ち、楽曲に応じて最適なサウンドメイクが可能です。

SSL 4000G(SPIKEモデル)
Spike Stent氏が所有するSSL 4000Gをモデリング。音が明確に際立ち、アタック感がしっかりしているため、ロックやポップスのドラムトラックに最適です。アナログ感を加えつつ、音の鋭さを失わないのが特徴です。

SSL 4000G(SPIKEモデル)

EMI TG12345(MIKEモデル)
Mike Hedges氏所有のEMI TG12345をモデリング。このモデルは、アタックが丸みを帯びた「いなたいサウンド」が特徴です。ヴィンテージ感を求めるギタートラックや、クラシックなロックサウンドに最適です。

EMI TG12345(MIKEモデル)

Neve 5116(NEVOモデル)
Yoad Nevo氏のためにカスタマイズされたNeve 5116をモデリング。倍音の付加が控えめな分、Driveを上げた時の太く、透明感のあるサウンドが特徴。ベーストラックや、厚みを求めるミックスに適しています。

Neve 5116(NEVOモデル)

Waves NLSの使い方とサウンドメイク

アナログコンソールサミングの再現

Waves NLSを使う際は、各トラックに「NLS Channel」、マスターに「NLS Buss」を配置します。これにより、DAW内でアナログサミングのようなサウンドが再現できます。

アナログサミング風の使い方

コンソールごとに異なるキャラクターを活かし、Driveを調整することで、あなたの楽曲にアナログ特有の温かみや厚みを加えることができます。

グループ機能で効率的に音作り

Waves NLSではトラックをグループ化できるため、複数のトラックの設定を一括で管理可能です。

グループ化によって管理が楽

例えば、ドラムトラック全体をグループ1に、ギタートラックをグループ2に振り分ければ、グループごとにDriveやコンソールを切り替えることができます。

これにより、トラックごとの細かい調整が簡単に行え、効率的なミキシングが可能になります。

Waves NLSを使うメリット

私自身、これまでWaves REDDやテープ系のプラグインを愛用してきましたが、Waves NLSを使い始めてからは、それらのプラグインの使用頻度が大幅に減りました。

それほど、このプラグインの音質改善効果は高く、手軽にアナログの魅力をプラスできるのがポイントです。

まとめ:Waves NLS Non-Linear Summerはこんな人におすすめ

Waves NLS Non-Linear Summerは、アナログコンソールサウンドを手軽に体感したいDTMユーザーにおすすめのプラグインです。

3つの異なるコンソールを使い分けることで、サウンドのバリエーションを広げることができます。アナログの温かみや深みをあなたの楽曲にプラスして、新たなサウンドメイクの可能性を追求してみてください。

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Yuuki-T
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