ピアノが弾けなくても理想の演奏が作れる!Logic Pro 11 Keyboard Player完全攻略
Logic Pro 11のSession Playerに新しく追加された「Keyboard Player」は、鍵盤が弾けなくても、楽曲に合ったピアノの演奏を簡単に生成できる強力なツールです。
「この作業を自分でやると考えたら」を想像してください。その効率と素晴らしさにきっと感動するはずです。
Keyboard Playerとは?
Keyboard Playerは、AIにより楽曲のスタイルに合わせたピアノ演奏を生成するツールです。この機能は鍵盤が弾けない人はもちろん、プロダクションを効率化したい人にも有用です。
主要特徴
無限のパターン: 例えば「4つ打ち」や「8つ打ち」などのプリセットを使用して、欲しい演奏のスタイルを簡単に生成可能。
自由な調整性: 複雑さと強さをスライダーで指定し、自分の想像に合わせられる。
コードに基づく自然なピアノ演奏: Logic内のコードトラックと連携し、欲しいフレーズを生成。
Keyboard Playerの設定方法
1. コードの準備
まず、楽曲のコード進行をトラックに追加しましょう。Keyboard Playerはこのコードに基づき、演奏を生成します。
2. スタイルの選択
Session Playerエディタを開き、スタイルを指定します。「Freely」など自由度の高い演奏から、ブロークンコード、アルペジオまで、楽曲に適したスタイルを選びましょう。
3. ビートプリセットの選択
Session Playerエディタにあるビートプリセットから、楽曲のイメージに最もマッチする演奏を選びましょう。
4. 複雑さと強さの調整
複雑さと強さの2本のスライダーで、演奏のダイナミクスと手数の多さを決めます。
5. 左手と右手のボイシングと音域
左手と右手それぞれのボイシングを設定することも可能。例えば、左手はルート音のみ、ルートとオクターブ、ルートと5度音、右手は2声、3声、フルコードなど指定することができます。
また、その上のスライダーでは、両手の音域の範囲も指定できるため、左手と右手のボイシングを指定しながら、イメージに合った豊かな和音を作り出してください。
6. リズムの調整
楽曲に合わせたリズムパターンを生成しましょう。これにより、全体に納得感のある演奏を実現できます。
7. 演奏に豊かな表情をつける
演奏に豊かな表情を加えたい場合は、フィルの量と複雑さを調整してください。ピアノの演奏に動きを入れることで、表現力の高い演奏が可能です。
ピアノを楽曲に生かす
Keyboard Playerを使って生成したピアノフレーズは、MIDIに変換しましょう。これにより、さらに追い込んだ演奏の編集が可能です。
自分でここまでのピアノを作成するのは大変ですが、Keyboard Playerを使えば簡単に実現できます。