【BIAS AMP 2】ハイゲイン系アンプと相性抜群!Celestion Modern Vintage Packレビュー
前回、BIAS AMP 2 Elite版に付属している各Celestion IRファイルのサウンドキャラクターについて解説しました。
今回は、Celestion IRファイルを拡張できる「Celestion Modern Vintage Pack」を紹介します。
このパックを追加購入すると、BIAS AMP 2で利用可能なCelestion IRファイルが増え、より多彩なサウンドを楽しめるようになります。そのサウンドは、まさに秀逸の一言です!
Celestion Modern Vintage Packとは?
「Celestion Modern Vintage Pack」は、BIAS AMP 2用に公式ライセンスを取得したCelestion IRファイルを収録した拡張パックです。
収録されているスピーカーはハイパワー仕様で、許容ワット数が大きいため、余裕のあるふくよかなサウンドと立体感を実現しています。特に、ハイゲイン系アンプとの相性は抜群で、迫力あるサウンドが楽しめます!
収録スピーカーのサウンドキャラクター
ここからは、「Celestion Modern Vintage Pack」に収録されている各スピーカーの特徴について解説します。
G12M-65 Creamback
BIAS AMP 2 Elite版にも収録されている「G12M Greenback」のキャラクターをそのままに、高出力アンプに対応できるようハイパワー仕様にしたスピーカーです。
G12M Greenbackと同様に、太くてマイルドなサウンドが特徴ですが、余裕のあるパワー仕様により、さらに豊かで分厚いサウンドを鳴らしてくれます。
G12H-75 Creamback
G12M-65 CreambackにH型マグネットを搭載したモデルで、ミッドがすっきりとして、タイトな低域でパンチが効いたサウンドが特徴です。
BIAS AMP 2 Elite版にも収録されている「G12H Anniversary」のハイパワー仕様といった印象で、さらに低域から中域にかけての厚みが増しており、タイトでブーミーさを感じさせないサウンドが魅力です。
Neo Creamback
これまでのCreamback系スピーカーにネオジウムマグネットを採用したモデルです。
サウンドキャラクターはG12M-65 Creambackに近いものの、中高域にピークがあるため若干固さがあり、ややミッドがギュッと圧縮されているような印象です。
そのため、太くマイルドでありながらも、クリアに抜けるサウンドが特長です。
A-Type
低域のふくよかさや高域のなめらかさに加えて、豊かなミッドレンジが魅力のスピーカーです。
高域のなめらかさが際立ち、耳に刺さることなく、音楽的で立体感のあるサウンドが楽しめる至高のスピーカーです。
これまで紹介してきたスピーカーや、BIAS AMP 2 Elite版に付属しているスピーカー全般に共通して、多少の圧縮感が感じられるものが多い中で、このA-Typeは圧縮感が一切なく、自然で豊かな鳴りを実現しています。
特に、ハイゲイン系のパワーアンプとの相性は抜群で、その組み合わせで真価を発揮します。
G12H-150 Redback
許容ワット数が驚異の150Wを誇る超ハイパワー仕様のスピーカーです。
大型ヘッドアンプを駆動する際、通常のスピーカーでは許容ワット数が不足しがちで、2発や4発と複数のスピーカーを組み合わせる必要があります。しかし、G12H-150 Redbackは1発で十分に対応できるほどの強力なパワーを備えています。
周波数帯は完全なフラットではありませんが、独特のピークや癖が少なく、これまで紹介したスピーカーの中でも最もフラットな印象を与えるサウンドです。
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