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Waves Ultimate愛用者が厳選!初心者でもプロ級に仕上がる簡単マスタリングプラグイン3選
Wavesのプラグインは、簡単操作で抜群の効果を発揮するのが特徴です。そのため、DTM初心者の方でも安心して使えるものが揃っています。
今回は、Waves製品の中でも、1つでマスタリング処理が完結するような、簡単操作で高い効果が得られるオールインワンマスタリングツールを紹介します。
Waves Mercury 愛用者がオススメする簡単マスタリングプラグイン
Greg Wells MixCentric
楽曲をマスタリングする際には、コンプやEQなど複数のエフェクトを使いこなす必要があり、どのエフェクトをどのように組み合わせるかで悩むことも多いです。
そんな悩みを、たった1つのノブで解決してくれるのが「Greg Wells MixCentric」です。
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実際に行うのは、中央のノブを回すだけ。このシンプルな操作だけで、驚くほどのサウンド変化が得られ、マスタリングが完成します。
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一般的に、ワンノブのプラグインはエフェクトの強弱を調整するものが多いですが、Greg Wells MixCentricはノブの位置によってサウンドキャラクターが変わるのが特徴です。
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例えば、ノブを9時方向に回すと、2mixのイメージを壊さずにまとまりを重視した処理が行われ、さらに回していくと、明るくポップなサウンドに変化していきます。
ノブの位置によって効果が異なるため、楽曲の特性に合わせて最適な位置を探すことがポイントです。
内部では、マスターに最適なEQやコンプ、倍音付加が行われており、ノブを回すことでこれらの設定が自動で変化します。私たちは内部で何が行われているかを知らなくても、ただノブを回すだけで、プロのエンジニアが処理したかのような仕上がりを実現できます。
Infected Mushroom Pusher
Infected Mushroom Pusherは、必要なノブを回すだけで音質が劇的に向上する便利なプラグインです。Greg Wells MixCentricと同様に簡単操作で、完成度の高い仕上がりを実現できます。
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このプラグインは、マルチバンドエンハンサーとして機能するだけでなく、エンハンス処理、ダイナミクス調整、ステレオイメージャーによる広がり感、そしてリミッターによる音圧補正も行えます。
特に中央の「MAGIC」ノブは、全帯域にわたるエンハンス処理を施しながら、ダイナミクス処理でパンチ感をプラスします。さらに、3バンドのエンハンサーも搭載しているため、各ノブを回すことで特定の帯域を強調し、サウンドの厚みや抜け感を一層強化することが可能です。
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MAGICを含めたこれらの処理がEQではなくエンハンスによって行われる点も特徴で、非常に滑らかにサウンドが持ち上がります。
エンハンス効果やダイナミクス処理の後は、ステレオイメージャーで広がりを持たせ、リミッターで音圧を補正すれば、マスターに必要な処理が完了します。
多くのエフェクトを駆使するより、Infected Mushroom Pusherならノブを回すだけで、直感的に素晴らしい仕上がりを得られます。
Abbey Road TG Mastering Chain
Abbey Road TG Mastering Chainは、現在もアビー・ロードスタジオで稼働中のアナログコンソールをプラグイン化したものです。
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Greg Wells MixCentricやInfected Mushroom Pusherと比べるとやや高度な操作が求められますが、その分、音の分離感やパンチ感などが非常に優れた仕上がりになります。
見た目から「レトロで古臭いサウンドになりそう」と思われるかもしれませんが、クリアでシャープなサウンドにも対応しています。
TG Mastering Chainのポテンシャルを最大限に引き出すには、MS処理が欠かせません。
MS処理とは、音を中央と両サイドに分けて処理する手法で、低域の引き締めやステレオ空間の拡大など、通常のLR処理よりも効果的な処理が可能です。ただし、MS処理は慣れが必要なため、初心者には少し難しいかもしれません。
しかし、一度MS処理に慣れれば、短時間で見違えるほどのサウンドが得られる優れたマスタリングツールといえるでしょう。
もちろん、MS処理が難しい場合でも、通常のLR処理でも十分に高品質なサウンドに仕上がります。また、多彩なプリセットが用意されているため、プリセットを選ぶだけで好みのサウンドを得ることも可能です。
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これまで紹介してきたGreg Wells MixCentricやInfected Mushroom Pusherとは異なり、音を自分で細かく作り込みたい方に特におすすめしたいプラグインです。
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