DTM に最適なモニタースピーカー！！EVE Audio SC204 レビュー

2024年10月19日 04:43

DTMを楽しむ上で、モニタースピーカー選びは非常に重要なポイント。私はずっとEVE Audio SC204を愛用しています。

なぜこのスピーカーを選んだのか、その理由と、EVE Audio SC204がDTMに最適なポイントを徹底解説します。

DTMに適したモニタースピーカーとは？

DTMにおけるモニタースピーカーは、一般的に癖のないフラットな音の再現が重要視されますが、それだけでは不十分です。

自宅のような音響を考慮していない環境で音楽制作を行う場合、設置環境が音に大きな影響を与えます。壁や机からの反射音によって、正確なモニタリングが難しくなるため、設置環境に柔軟に対応できるモニタースピーカーが必要です。

以下の画像は、私の以前の制作環境です。

ご覧のとおり、左側のモニター周辺にはさまざまな機材が置かれており、特にスピーカーのコーンの真下にMIDIキーボードが置かれているのは適切とは言えない状態です。また、背面のバスレフと壁との距離も十分に確保できていません。

どれだけ「フラットで癖のない音」を再現するモニタースピーカーを使っても、このような環境では壁や机からの反射音が加わり、本来のフラットな音を正確に聞き取ることは難しくなります。

私が考える、DTMに最適なモニタースピーカーの条件は以下の2点です。

私がEVE Audio SC204を選んだ理由は、上記のDTMに最適なモニタースピーカーの条件を満たしていると感じたからです。

DTMでは、夜間に音量を下げて作業することも多いです。

多くのモニタースピーカーでは、音量を下げると低域が見えづらくなり、全体のバランスが崩れがちです。しかし、EVE Audio SC204はデジタルアンプの搭載により、音量の大小に関わらず、正確でバランスの取れたサウンドを出力します。

この特性は、DTMでの長時間の作業や夜間作業において非常に助かります。音量を調整することなく、同じクオリティの音を維持できるのは大きな強みです。

EVE Audio SC204には、設置環境による音響特性を補正するためのフィルター機能が搭載されています。

Deskフィルターは特に便利で、デスク表面からの反射音によって発生する不快な中低域をピンポイントでカットしてくれます。これにより、よりフラットな音質を実現でき、正確なミックス作業が可能になります。

この機能のおかげで、作業部屋の音響特性に左右されず、スピーカーのポテンシャルを最大限に活かすことができます。

EVE Audio SC204の大きな特徴は、デジタルアンプによる正確なサウンド再現です。入力された音をDSP処理し、そのままの音を出力することで、余計な色付けがなく、フラットな音質を維持します。

これにより、ミックスやマスタリング作業で重要な「正確な音を聴く」というモニタースピーカーの本来の役割を果たします。

EVE Audio SCシリーズには複数のサイズがあり、どれを選ぶか迷うかもしれませんが、私は4インチモデルを選びました。

このサイズでも、8.6畳以上の部屋で十分な低域再生が可能。部屋の広さや設置場所に応じてしっかりとした性能を発揮します。

もし、より低域を強調したい方や広い部屋での使用を考えている方には、5インチ以上のモデルを検討するのも良いでしょう。

ここまでEVE Audio SC204の特徴を紹介しましたが、モニタースピーカー選びは実際に音を聴いてみることが重要です。

EVE Audio SC204の強みは、デジタルアンプやフィルター機能により、どんな環境でも安定したサウンドを提供してくれる点です。ぜひ店頭でその音を確認し、自分の耳で体感してください。

EVE Audio SC204は、宅録環境に最適なモニタースピーカーとして非常に高いパフォーマンスを発揮します。

音量の調整に左右されず、設置環境に対応できる利便性があり、デジタルアンプによる正確なサウンド再現も魅力です。

もし、モニタースピーカーの買い替えを検討している方は、EVE Audio SC204を候補に入れてみてください。あなたのDTM環境を確実にグレードアップしてくれるはずです。

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