ミックスバスに通すだけで最高のサウンドに!Waves CLA MixDownの驚異的な効果
ミックスバス処理では、コンプレッサーでトラック全体に一体感(GLUE)を持たせたり、EQで特定の帯域を強調して存在感を出したりと、定番の手法がいくつかあります。
今回は、著名エンジニアのChris Lord-Alge氏が行うミックスバス処理を、わずか4本のフェーダーにまとめた驚異的なプラグイン「Waves CLA MixDown」を紹介します。
Waves CLA MixDownの主な特徴と魅力
CLA MixDownは、通常ミックスバスで行う低域の厚みや高域のプレゼンス、全体の統一感を高めるコンプレッション、アナログ感のある倍音付加を1つのプラグインで実現できます。
このプラグインを使えば、サウンドが驚くほど太く、存在感のあるものに仕上がります。また、DTM初心者でも簡単に操作できるよう設計されている点も魅力です。
CLA MixDownが簡単に使える理由:ゼロ位置がスイートスポット
CLA MixDownの各フェーダーは、ゼロ位置が「スイートスポット」に設定されており、適切なインプットを設定するだけで理想的なサウンドが得られます。
基本的に、LEDの色で確認しながらインプット量を調整するだけでOKです。これだけで、Chris Lord-Alge氏が行うミックスバス処理を簡単に手に入れられます。
簡単操作でプロのミックスバス処理を実現
これらの処理を自分で行おうとすると、まずEQの選択、対象周波数帯の決定、コンプの設定など、検討すべきポイントが多くなり、慣れていないと仕上げに時間がかかりがちです。
その点、CLA MixDownでは、Chris Lord-Alge氏のミックスバス処理を基にしたワークフローで、基本的に「通すだけ」で高品質なサウンドが得られる設計になっています。
トラックによっては微調整が必要な場合もありますが、その際はフェーダーを少し触る程度で十分です。
このように、気軽に使えるのもCLA MixDownの大きな魅力です。
基本の使い方と各フェーダーの役割
CLA MixDownは以下の4つのフェーダーで構成され、簡単に理想的なミックスを作成できます。
Bass:低域の厚みを強調し、サウンドに重みを与えます。
Treble:高域のプレゼンスを調整し、サウンドを鮮明にします。
Glue:ミックス全体の一体感を高めます
Drive:アナログ感を追加し、温かみと深みのあるサウンドに仕上げます。
使用方法
インプット調整:LEDの色でインプット量を確認し、適切なレベルに調整します。
ゼロ位置を基準に調整:ゼロ位置でサウンドの変化を確認しながら、必要に応じてフェーダーを調整します。
全体のバランス確認:トラック単体ではなく、ミックスバスで使用するのがおすすめです。
CLA MixDownが特に活躍するシチュエーション
CLA MixDownは、ロックやポップスのようなパンチのあるサウンドに特にマッチします。
アナログ感のある太い低域とクリアな高域が得られるため、ギターやボーカルが主役の楽曲制作で力を発揮します。