
音質を劇的に変える!初心者でもできるパラレルコンプレッション最強ガイド
音楽制作をしていると、音に厚みや迫力を持たせつつ、アタック感や明瞭さも損なわずに仕上げたいと感じたことはありませんか?特に、ロック系の楽曲制作では、このバランスを保つことが重要です。
そんなときに役立つのがパラレルコンプレッションです。このテクニックを使えば、圧縮による音の太さと原音の自然な響きを両立させることが可能です。
この記事では、パラレルコンプレッションの基礎から実践方法までを、初心者でも分かりやすく解説していきます。
パラレルコンプレッションとは?
パラレルコンプレッションとは、音に厚みを加えつつ、原音の持つ明瞭感やアタック感を維持するためのテクニックです。
通常のコンプレッションでは、音のピークやアタック部分が失われてしまうことがありますが、パラレルコンプレッションを使うことで、圧縮された音の迫力と原音の鮮明さをバランスよく組み合わせたサウンドを作り出すことが可能です。
パラレルコンプレッションの手順
パラレルコンプレッションの基本的な考え方は、音の輪郭やアタック部分を原音で保持し、それ以外のサスティン部分をコンプレッサーで強く圧縮したサウンドに任せることです。
そのため、コンプレッサーの設定はアタックタイム最速、リリース早めを基本とし、音を強く潰して余韻部分をしっかりと持ち上げるようにします。
例としてWaves H-Compを使用していますが、他のコンプレッサーでも同様です。

圧縮されたトラックとオリジナルのトラックをブレンドします。最適なバランスを探しながら、MIXノブなどで調整します。
原音を加えることで、音の輪郭やメリハリを保ちながら、コンプレッションによって強化されたサスティンのエネルギーも取り入れた、両者の良いとこ取りのサウンドを実現できます。

まとめ
上記はパラレルコンプレッションの基本的な使い方ですが、これが唯一の方法というわけではありません。
例えば、アタックタイムを最速に設定していますが、実際の使用では、コンプレッションしたサウンドのアタック感も活かすように調整することがあります。また、過度にコンプをかけるのではなく、よりナチュラルなコンプレッションサウンドに原音をブレンドすることも有効です。
パラレルコンプレッションの基本的な考え方は、コンプレッションによって失われがちな音のピークや明瞭感、輪郭を、原音を加えることで取り戻すというものです。
このイメージを持ちながら、さまざまなシチュエーションでパラレルコンプレッションを試してみてください。
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