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【BIAS FX 2 音作り】BOOWY B BLUE風ギターサウンドを作ってみよう
BIAS FX 2を使って、BOØWY B・BLUEのギターサウンドを作りました。
作成したサウンドはToneCloudにアップしているので、「BOOWY B_BLUE」で検索して、ぜひ試してみてください。
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バッキングサウンドについて
アンプで基礎となるサウンドを作成
BOØWYといえばジャズコーラス!
今回は、BIAS FX 2に収録されているジャズコーラスモデリングでクリーントーンを作り、オーバードライブとブースターで歪ませました。
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ジャズコーラスのパワーアンプの「MASTER」をプッシュして、高域のジャキジャキ感を引き出しています。
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BIAS FX 2のジャズコーラスでは、GAINがサウンドの太さを、MASTERが高域のジャキジャキ感を担っています。
今回は、シャープで切れのあるサウンドを出すためにMASTERをプッシュしましたが、もし太さを強調したい場合はGAINを上げるなど、自分の理想に合うようにゲインバランスを調整してください。
オーバードライブで歪みを追加
ジャズコーラス単体では歪みが足りないため、ジャキジャキ感が残るギリギリまでオーバードライブで歪ませています。
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ブースターで音の重心を下げよう
オーバードライブだけでも問題ありませんが、今回はブースターも加え、中低域にピークを持たせて重心を下げることで、腰のあるサウンドに仕上げました。
![](https://assets.st-note.com/img/1731355543-2a8gStlM9q1cWk5ujV3dfnQC.jpg?width=1200)
コンプでブリッジミュートのズンズン感を補助しよう
ブリッジミュートの「ズンズン感」を強調するために、コンプを使用しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1731355614-sUiNQGnmAwyFjS23bD6epXVL.jpg?width=1200)
コンプをかけることで、ブリッジミュートが引き立ち、ややザクザクした質感が生まれます。
ただし、かけすぎるとコードを弾いた際にコンプが強く効きすぎて抜けが悪くなるため、あくまで右手のサポートとして薄めにかけるのが理想的です。
EQで全体のトーンを整える
アンプ後段のEQで、全体のトーンを調整しています。
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太さを出すために250Hz、抜けを出すために2kHz周辺をブーストしていますが、ポイントは中低域500Hzの調整です。
今回はドラムやベースとのバランスや中域のジューシーさを保つために500Hzは削らず残しています。ただし、CASE OF BOØWYのようなザクザクしたサウンドを目指すなら、500Hzを少し削ると理想に近づけるでしょう。
コーラスで揺らぎを追加
BOSS CE-1モデリングのコーラスを使用し、ビブラートモードでわずかな揺らぎを加えています。
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初期から中期にかけてのBOØWYのコーラスが強めのサウンドを目指したい方は、コーラスモードを選ぶと似た雰囲気が出せます。
ディレイで残響を加える
布袋さんが当時ディレイタイムを365msに設定していたと言われるため、それに近いディレイタイムを設定して残響を加えています。
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ギターソロやリードサウンドについて
EQ(ブースター)で深みと張りを追加
ギターソロでは、より深みと張りを持たせるため、歪みペダルの後ろにEQを配置し、LEVELのみを上げてフルレンジブースターとして使用しています。
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ペダルエフェクトの中で、ブースターの置き位置に迷う方も多いかと思いますが、歪みペダルの前に置くと、後に接続した歪みエフェクターの歪みが深くなり、後ろに置くと純粋に音量が大きくなります。
つまり、歪みの質感を強調したい場合は前に、音量を上げたい場合は後ろに配置するのがポイントです。
オクターバーで1オクターブ上を追加
BOØWYサウンドに欠かせないオクターバーで1オクターブ上の音をほんのり混ぜ、厚みときらびやかさを加えています。
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BOØWYのようなサウンドを作る際には、オクターバーを常時かけっぱなしにするのが基本ですが、今回はギターソロ時のみ、1オクターブ上の音を加える設定にしています。
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