API独自のTONE機能で幅広いコンプ感を手に入れよう!!Waves API 2500
VCAコンプレッサーいえば、SSLバスコンプが思い浮かぶ方も多いでしょう。
SSLバスコンプと並んで、圧倒的な知名度を誇るのが、今回紹介するWaves API 2500です。
パンチ感と音抜けが抜群のWaves API 2500
APIといえば、アメリカンロック向けのサウンドが特徴。API 2500もそのイメージそのままに、バキッとしたパンチ感と抜けの良いサウンドを実現します。
一般的には-3dB程度のリダクションを目安に使用することが多いですが、API 2500ではそれ以上のリダクション、-6dBあたりまでのリダクションをかけても、パワフルで存在感のあるサウンドが得られるのが魅力です。
オケの中でも、API 2500特有の抜けの良さとパンチ感がしっかり感じられるのがポイントです。
独自のTONE機能で多彩なコンプ感を実現
API 2500の最大の魅力は、やはり独自のTONE機能でしょう。この機能を活用することで、幅広い音楽ジャンルやミックスに対応可能です。
このTONE機能を駆使すれば、様々なコンプ感を得られ、あらゆるミックスにフィットするサウンドを作り出せます。
KNEE: コンプレッションカーブを調整
THRUST: 帯域ごとのコンプのかかり具合を調整
TYPE: サウンドキャラクターの切り替え
特に個人的に注目したいのが、TYPEによるサウンドキャラクターの切り替えです。”NEW” から”OLD” に切り替えることで、ヌルっとしたまとまり感のあるキャラクターに切り替わります。
パンチ重視の音作りには「NEW」設定、まとまり感を求める2mixには「OLD」設定と、用途に応じた使い分けが可能。
音抜けが良くパンチ感のあるコンプレッサーは他にもありますが、多くはGLUE感、つまりミックスのまとまりを出すにはやや物足りないことが多いもの。しかし、API 2500ならその両方を兼ね備えており、さまざまなミックスシーンで活躍します。
さらに、「KNEE」をハードに設定してアタックを強調したり、「THRUST」で低域のフィルタリングを行うことで、細かな音作りを実現できます。これにより、API 2500なは想像以上に多彩なシーンで効果を発揮します。
まとめ:API 2500を試してみる価値あり!
Waves API 2500の独特のサウンドキャラクターが好みに合えば、きっと気に入るはずです。
アメリカンロック向きのパンチ感が好きな方には特におすすめ。是非、一度試してみて下さいね。