無料でここまでできる!Waveform 12 FreeでDTM制作を始めよう
無料でここまでできるDAW、他にありますか?
Waveform 12 Free(現バージョンは13)は、Tracktionが提供するDAW「Waveform 12 Pro」の無料版。
多くの無料DAWが機能制限で使い勝手に難がある中、Waveform 12 Freeは驚くほど充実した機能で、ライトユーザーにとって十分な制作環境を提供します。
Waveform 12 Freeの魅力とは?
Waveform 12 Freeは、Tracktionが提供する「Waveform 12 Pro」の無料版。
最大の特徴は、トラック数や基本機能に制限がなく、DAWとしての標準的な機能をすべて使える点です。無料版ながら、以下のような作業が問題なく行えます。
主要機能
MIDI編集
ピアノロールやステップシーケンサーを使った打ち込みが可能。クオンタイズやベロシティ調整もスムーズで、PCキーボードでの録音にも対応しています。
オーディオ編集
テイクごとのベストを選べるコンピング、パンチイン録音、ループレコーディングなど、柔軟な録音機能を備えています。オーディオタイミング補正の「Warp Time」も便利です。
ミキシング
AUXやBUSトラックを活用した自由なルーティングが可能で、直感的な操作が特徴です。
書き出し
WAVやMP3形式での高音質書き出しが制限なく行えます。
他の無料DAWにはない自由度
Waveform 12 Freeの最大の強みは、制作環境にほとんど制約がないことです。これにより、無料版でありながら有料DAWに匹敵する柔軟性を実現しています。
トラック数無制限:オーディオ、MIDI、BUSトラックを必要なだけ追加可能。
3rd Partyプラグインの使用制限なし:収録音源やエフェクトの弱点を、外部プラグインで補うことができます。
ユニークな設計思想
Waveform 12 Freeの最大の特徴の一つは、楽曲制作のほとんどの作業をアレンジ画面だけで完結できる設計思想です。
従来のDAWでは専用のミキサー画面や編集ウィンドウを頻繁に切り替える必要がありますが、Waveform 12 Freeでは以下のような作業がすべてアレンジ画面で行えます。
MIDI編集
ピアノロールやステップシーケンサーなどの機能を、アレンジ画面内から使用可能。
トラック操作
BUSトラックの作成やエフェクトの挿入、パンやレベルの調整が簡単にアクセスできます。
SENDの柔軟性
リバーブなどのSENDエフェクトをプリフェーダー(ボリューム調整前)やポストフェーダー(ボリューム調整後)に切り替える操作も、アレンジ画面から直接設定可能です。
これらの設計思想により、画面の切り替えを減らし、直感的で効率的なワークフローを実現します。
従来のDAW操作に慣れている方にとっては最初やや戸惑うかもしれませんが、一度この設計に慣れると、他のDAWに戻れないほどの利便性を実感できます。
アレンジ画面の自由度と使いやすさが、制作効率を飛躍的に高めてくれるでしょう。
作曲をサポートする便利機能
楽曲制作に役立つ作曲支援機能も使えます。
パターンジェネレーター:コード進行やアルペジオを自動生成。一般的なコード進行のプリセットも豊富です。
コード生成機能:入力したノートからコードを生成し、作曲の手助けをします。
特に音楽理論が苦手な方や、作曲初心者にとって強力なツールとなります。
Expansion 追加による表現の幅の拡大
基本機能で十分楽しめますが、有料のExpansionを追加すれば、Pro版にしかない機能も利用可能です。
必要な部分だけ拡張できるため、コストを抑えつつ自分の制作スタイルに合わせたカスタマイズができます。