【昔ばなし①】ASDわたしの子供時代
ついさっき母にわたしの子供の頃ってどうだった?と、聞いてみた
母の返事はいつもと同じ調子で、格別問題があるわけでもなく普通だったよ、だった
ハイハイも言葉を覚えるスピードも、他の子と変わらず、飛び抜けてるわけもなく、また劣っているわけもなく本当に普通だったらしい
この頃の記憶は本人は全く覚えておらず敢えて母に聞いてみた
小学生くらいになると、うっすらとだが、段々と記憶が鮮明に蘇ってくる
小学生低学年の頃はストーリーを考えるのが好きだった
友達とお人形さん遊びをしながら、主人公のお人形さんが、どの様な過去をもっていて、どの様な人生を送るかを、行き当たりばったりで自分で物語を考えながら遊んでいた
外で友達と遊ぶのも好きだった
小学生の頃は自宅でゲームをする子も多かったが、わたしは外で思いっきり走り回るのが好きだった
小学生の高学年にもなると、今度は自分で物語を書く様になり始めた
ノートを両親に買ってもらい、紙にペンで童話の様な小説を書いていた
わたしが学校の休み時間にそれを行っていると、クラスメイトの女の子達が、何してるの?、と様子を見て、そのうちわたしの小説の読者になってくれた
当時書いた小説は、今は何処に行ったか分からない
捨てたかもしれないし、どこかに仕舞ったままなのかもしれない
しかし、現在でもおぼろげに覚えているのは、眼鏡がコンプレックスの女の子が眼鏡を外すと魔法がかかった様に可愛く変身するという内容だった
子供時代は過ごしやすい環境だったため、発達障害や二次障害の特性は出てこず、平和に過ごせた記憶しかなかった
問題が出てきたのは思春期からだった
続きは次回