【GASでサイエンス】オープンソースの『MolView(モル・ビュー)』を利用して、身の回りの物質の「分子」を立体モデルで鑑賞してみよう
Googleスプレッドシートの様な表計算ソフトは、多彩なデータを一覧にして解りやすく示すのに大変便利なツールです。
そんな、多彩なものの一例として、少々マニアックかもしれませんが、色んな物質の「分子」の立体モデルを取り上げてみます。
ご紹介するのは、Googleスプレッドシートに、分子に関するデータを記入すると、分子の立体モデルを表示するものです。高度な内容ではありますが、Google Apps Script(GAS)に、『MolView(モル・ビュー)』というオープンソースのWEBアプリを組み合わせる事で、驚くほど簡単に実装できてしまいます。
表示された分子モデルは3Dでなかなか見ごたえがあり、ユーザがマウスで自由に回して鑑賞(?)する事ができます。
オープンソースのWEBアプリ『MolView』とは
「水」や「二酸化炭素」などは、それぞれ「H2O」、「CO2」などと分子式で表示されるのは、中学校の理科の授業で知ったかもしれません。
そしてこうした文字だけの分子式は、分子の「形」をイメージしにくいので、こうした理解を助けるために「立体モデル」があります。
手で触って色々見れて、組み立てていると楽しいものです。
分子モデルは、細胞の遺伝を担う物質、「DNA」を発見する時にも大いに役立ったそうです。
今では、こうした分子モデルを、WEB上で手軽に確認できるアプリが色々あり、『MolView(モル・ビュー)』もその一つです。かなり多機能でこれが無料(オープンソース)で公開されているのには驚かされます。
GASを使って「分子モデル」のカタログを作る
『MolView』については、後の記事でもう少し触れる予定ですが、このアプリの色々な分子モデルが、1つずつではなく、カタログで一覧できると、関連する分子を並べて鑑賞(?)できてさらに有用かもしれません。
今回ご紹介するGASのアプリは、様々な分子モデルを、カタログ式に表示させるものです。
立体モデルなので、マウスで回したり、ズームすることもできます。
また、「SMILE(スマイル)」という形式で化学式を書くと、それを立体化した状態で、「MolView」を起動させる事もできます。
「MolView」では、色んな形式のモデルが楽しめます。
一旦ここで記事を切ります。次回は「MolView」の機能とGASで表示させる仕組みの概要に触れる予定です。
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