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“型にはめない”ことで拡がる不動産の可能性

昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で日本の不動産投資市場は注目を集め、2020年上半期には不動産投資額で東京が世界1位になった。

これは、情勢が目まぐるしく変わる世界において「相対的な安さに対する安定性」「消去法」などで選ばれているだけで、日本の成長・日本のマーケットが面白いというわけでは決してないと考えている。
しかしランキングが示すように、日本の不動産はボラティリティ(変動の度合い)が小さいという意味で、一定のお金は今後も日本に入り続けるだろう。

そんな日本市場にも、僕は面白さを見出せる点があると思っている。

それは、市場で取引されていない不動産が、日本にはまだまだたくさんあるという点だ。
情報の不透明さから、売買が発生しにくく、流動性が低い。
そして、世界に比べると、投資へのリテラシーも低い。
マーケット全体に対して、プロが参入している割合も小さい。
また、プロとノンプロの垣根は非常に大きい。

でも徐々に情報がオープンになってくることで、それらは自ずと活性化し、変化していく。
そういう意味では、日本市場には未開拓領域に対するチャンスが拡がるのではないかと思っている。


その近い将来訪れるチャンスに向けて、プロフィッツは今いろんなことにチャレンジしている。

これまで書いてきた、新しいオフィスのかたちの提案、日本初の保育園特化型ファンド、アドバイザリーだけではない。
海外と日本をつなげる動きも積極的に行っていて、先日、シンガポール投資アドバイザリー会社と業務提携契約を締結した。

他にも、ドイツの高級自動車メーカーの日本における出店及び不動産資産戦略にも携わっている。
不動産を持つというアプローチが、そのメーカーの今後の経営やブランディングにどう影響していくかと考えると、ワクワクが止まらない。
いつかこんな会社と一緒に不動産(ホテル or 住宅 or 店舗 or Mix Use?)を作りたいと、勝手に相手に話してしまっていたほどだ。


日本の不動産業界には仲介、管理、投資…と強い縦割りがある中で、これらの仕事ように、業務分野を横断するような仕事をするのがプロフィッツだ。

なぜそういう仕事をするのかというと、
投資家満足度を上げるためには、横断的な知識・経験と寄り添うスタンスが必要と思うところと、僕自身やメンバーが様々なバックグラウンドを持つからこそできる仕事をやっているというのもそうなのだが、
そもそも、なりたい姿が小さな領域の中で動くものではないからだ。

型にはめたら絶対につまらなくなるし、ユニークじゃない。
そして何よりも、「本当に誰かの役に立つ仕事」をしたいと思った時、この業界では一つの領域内からでは不可能だと思っている。

不動産というそれ自体は一つなのに、動かしていこうと思うとなぜか、仲介会社、管理会社などとプレイヤーが変わってしまう。責任転嫁も起きる。
プレイヤーが変わればそこには当然不都合が生じることがあって、投資家・オーナー、もしくは利用者(テナント・入居者・利用者)が負を背負っている。

その構造がわかっているから、良い仕事をしたいと思ったら自然と型にはまらない会社になった。

以前は、「何がメインか分からない」と同業界ではよく言われたが、最近は「ユニークな会社」と言われるように言葉も変化してきた。
そもそもあまりメインを決めたくなかった僕としては、この言葉におもわず「ニヤニヤ」してしまった(笑)


今後は、僕たちと想いを同じくする人や会社があれば、業界内の垣根を越えてパートナーシップを組んで行けたら、もっともっと面白く・良くなっていくんじゃないかと思う。
そうすることで、情報ネットワークが深く強くなって、よりお客さんに良いものを提供できるようになっていく。
本当に良いものだけを提供できる集団になれば、お客さんもしっかりとついてきてくれる。

もっと言ってしまえば、不動産という世界、日本という世界に留めるつもりもない。
ちょっと欲張りであるが…今後も型にはまることなく、「変化を楽しめて」「常に変異出来て」「しぶとく強く」「諦めの悪い」、ただし『ユニークな組織』であるような歩みをしたい。
そんな会社がプロフィッツだね、と言われるチームにしたい。

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