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新パーパス策定プロジェクトで考えた「ハードテックカンパニー」のこれからの価値

ProfitMakersはこの度、各事業をさらに拡大させ会社をより成長させるべく、パーパスとバリューを刷新しました。

今回は1年近くにおよぶこのプロジェクトをどのように進めてきたのかを、代表の坂口と、プロジェクトに伴走してくださったブランディングのプロ・チカイケ秀夫さんに伺いました。

チカイケ秀夫さん
パーソナル・ベンチャーキャピタル合同会社CEO。東京ブランディング大学校を主宰。GMOのグループ会社から、ブランディングを通してスタートアップを支援する日本初のベンチャーキャピタル代表として独立。CBO(最高ブランディング責任者)として、計100社近くのブランディングに関わる。著書は『原体験ドリブン―人生の答えの9割がここにある!』。

ProfitMakers代表取締役社長:坂口 賢司
2009年にSI企業からWeb系の事業会社へ転身し、2012年株式会社トライフォートの設立を経て、同社運用統括本部長として事業成長に貢献。2014年ランサーズ株式会社へCTOとして参画しエンジニア部門を統括。2015年株式会社 Emotion Techに参画、取締役CTOに就任し、同社の成長に大きく貢献。現在は2015年に創業した株式会社ProfitMakersの代表取締役を務めつつ、東証プライム上場の福井コンピュータホールディングスの取締役など、上場企業からスタートアップまで、複数社の取締役や顧問、アドバイザーを務める。

ProfitMakers新パーパス:「むずかしいを、かんたんへ。」

第三創業期で見直したこれからの会社の在り方

坂口:
ProfitMakersは、取締役の高野のジョインで経営体制が強化されたことで、いまちょうど第三創業期に入ったところです。これまで掲げていたビジョンは、新しい体制とこれから目指す世界の実現に向けては少し古くなっていた部分があり、今回のパーパス刷新を検討するようになりました。

そこで今回のプロジェクトに伴走してくれたのがチカイケ秀夫さんです。実は私が立ち上げた別会社・ハンズオンでも協力してもらっていて、昔からの知人でもあります。そのため、どんな人柄なのかはよく理解していましたし、実績も含めて確かな腕があり信頼できると思い、ProfitMakersのリブランドもお願いすることにしました。

チカイケさん(以下敬称略):
ProfitMakersでプロジェクトを開始して最初に肝になるだろうと思ったのは、「会社のことを一言で表すと?」の問いに対する答えでした。当初は経営陣3名それぞれの回答がバラバラだったので、ここをどのように認識合わせしていくかが鍵になる印象だったのをよく覚えています。

あとはプロジェクトを進める中で、経営陣の各キャラクターを掴み、うまく融合させれないか試行錯誤することも重要視していました。例えば坂口さんはとても気さくな方で、矢継ぎ早に続く質問に対し、いつもいの一番で思いついた意見をフラットに伝えてくださってありがたかったです。また、同じく経営陣である伊東さんの人柄や高野さんの漫画・キングダム好きが昂じた武士っぽさのある責任感の強い素敵なキャラクターにも助けられました。おかげで“ProfitMakersらしさ”みたいなものは、割と序盤から掴めてきたように思います。

会社の変遷から、会社の現状をまとめた図

坂口:

会社として展開できる事業やサービスが多すぎた分、一言で会社を紹介するとしたら?の問いに対する回答が経営陣それぞれで異なるのは想定できました。やはり事業開発から採用・組織づくり、プロダクトづくりまで、あらゆる分野でできることが多すぎるが故にぼやけてしまっていたのだと思います。

チカイケ:
ProfitMakersは各分野のプロがそれぞれの専門性を活かした事業を展開していますからね。確かに今回はこれまで経験してきた中でいえば難しいパターンでした。経営陣ごとに専門性が異なるが故に価値観も複数混在していたので、どこにフォーカスして話をしていくかが特に重要だったように思います。

坂口:
そうですね。なのでプロジェクトの途中から自分が話しすぎているような気もして、2人の意見を引き出せるよう話す量をコントロールしていきました。チカイケさんにもファシリテーションでかなり調整いただいたように思います。おかげでブランディングに対する理解が深まって、それぞれのサービス、事業部に対する段階から、各ブランドの細かい部分についてもより建設的な話し合いができるようになりました。

ProfitMakerのポジショニング整理

チカイケ:
坂口さんは最終的な責任を持ってくれているので、今の話がまさにリアルなところですね。例えば会社で新たに立ち上げた「PROFIT」シリーズは、オーナーを高野さんとし、きちんと役割を決めたことで発言の質や当事者意識が変わったように思います。もちろんこれまでもご自分の担当する事業としての責任感は人一倍ある方ですが、ブランドに対する解像度が高くなった分ほかに見える幅も広がったならそれは嬉しいです。

高野さんの思いからPROFIT事業10年後から整理

10年後の未来を想像して見つけた実現したい社会

チカイケ:
プロジェクト自体は、会社設立の経緯やこれまでの7年間の過程はもちろん、経営陣それぞれの原体験などを聞かせていただくといったステップで進めていきました。まずはProfitMakersにまつわる事象の言語化・見える化からはじめた形です。そこから徐々に新しいパーパスへの落とし込みを行っていきました。

キーワードで言えば、1つは「ハードテックカンパニー」から新しいパーパスへ固まっていった感じがします。ちなみにハードテックとは、「ハード=難しい」ことに「テクノロジー」を掛け合わせた造語です。会社として10年後にあるべき姿を想像したとき、張っておくべき領域を一緒に明文化していきました。

坂口:
チカイケさんのご著書でもある「原体験ドリブン」のフレームワークに沿って進めてもらったので、プロジェクトの進行自体は早く、頭でっかちにならずに済んだので取り掛かりやすかったです。経営陣それぞれが何度も「なぜ」と深掘りしてもらったので、お互いに対する理解も深まりました。

あとはプロジェクトを通して、ハードテックに対する理解や強いワードを使うかどうかなど、認識の細かい差異みたいなものも合わせられたのは大きな収穫でした。ほかによかったのは、全員がブランディングに対していいイメージを持てたことですね。

チカイケ:
パーパスやMVVなどを策定するときに大事なのは、言葉を「ただつくる」のだけではなくて、コミュニケーションだと思っています。難しい課題があったとき、どうすれば解決できるかをみんなで話し合っていくその過程にこそ価値があると感じます。

理念体を一枚でまとめる

「難しい課題の解決」を楽しめるか?

坂口:
新しいパーパスを「むずかしいを、かんたんへ。」と掲げたので、難しい課題に立ち向かうことへの共感が少しでもあるのかはぜひ問うてみてほしいです。例えば過去に、ご自身が難しい課題に取り組んだ経験があるなどでも構いません。もちろん課題の大小は問いませんが、主体性を持って難しい問題を解くのを楽しめたり挑戦したりできる方が仲間になると嬉しいです。もちろんそこで成功体験を積んでいれば、ProfitMakersと最高にマッチする方だと思います。

チカイケ:
何が正しいとかというよりも、ProfitMakersの社名そのもので、プロ意識ある方がマッチすると思います。おんぶに抱っこだとやはり難しくて、常に難しいことに挑戦していく姿勢がある方には充実した環境ではないでしょうか。

坂口:
「難しい課題」というと、例えばエンジニアだと新しい技術に挑戦することを指すような印象があるかもしれません。ただProfitMakersではそうしたものだけではなくて、例えば業界の悪しき慣習や常識、それに付随する問題なども含んだ「課題」だと認識しています。そのため、それらの課題解決を楽しめる人だといいなと思います。

チカイケ:
例えば高野さんは、ご自身が長く携わってきたHR業界の課題やいまの常識への違和感からいまの事業を展開していますよね。「常識だからしょうがないよね」ではなくて、頑張って変えていこうと前のめりになってハードシングスに挑戦していけるのは、ProfitMakersならではだと思います。

採用コミュニケーションイメージ

採用情報

ProfitMakersは、日本独自のスタートアップエコシステムを作り上げ、日本の将来を担うスタートアップ企業の躍進を後押しする「ハードテックカンパニー」としてこれからさらに成長していきます。

ユーザやクライアントとともに成長し、新たな価値創造とスタートアップエコシステムの醸成に貢献し続けるプロ集団として世界に誇れる起業家・サービスを生み出し続けていきませんか?今回の記事で興味を持ってくださった方がいればぜひ、一度お話ししましょう!ご応募お待ちしています。


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