金融市場を理解するということ - Profit Takersのミッション
私たちProfit Takersは株式や債券、コモディティなどの金融商品についての知識やマーケットの見方、さらにはそれらに投資して利益を出すために必要な知識/経験をシェアしたいと考えています。
さて、我々に与えられる情報の量と質に関して、金融業界でしかもその最先端でマーケット業務に従事しているプロフェッショナルと一般の個人投資家では事実、大差はありません。もちろん証券会社を中心としたセルサイドでは自社のアナリストやセールスの書いたレポートなどに、またヘッジファンドなどのバイサイドでは同じくセルサイドからのレポートや自社のアナリストの独自のリサーチなどにすぐにアクセスすることができます。しかし、基本的にそれらは特権的な「耳寄り」情報ではありえず(もしそうだとしたらそれは違法です)、一般の個人投資家でも一苦労すればアクセスできる情報でしかないはずです。
しかし私は、それでもやはり現場で働くプロのトレーダー / アカウントマネージャーと個人投資家には大きなレベルの開きがあると考えます。その大きな違いはおそらく二つあり、一つはリスク管理能力、もうひとつはマーケットに対する理解度です。前者は実際にさまざまなリスクをとって、色々な局面を経験してはじめて身につくものです。それに対して後者は単純にライブで動く価格を見て、あるいは何も考えずにリスクをとることによってすぐに身につくものではありません。Profit Takersは後者に関するプロフェショナルな理解、つまりは私が金融マーケットの最前線でこれまで得てきた知識や経験を読者の皆様に還元することをミッションとしています
たとえば、株式市場には定期的または随時発生する実取引特有の市場の歪みが存在します。これらはあらゆる公開情報を隅々まで分析すれば発見することができるかもしれませんが、自力で見つけるのは困難なはずです。具体的には、日銀のETF買い入れ(とその買い入れ基準)、大規模なファンドや指数のリバランス、あるいは季節性といったあらかじめ既知の需給などがあげられるでしょう。
こういった事柄を一つ一つ芯から理解してマーケットを追っていけば、その価格の動きや将来のシナリオなども含め、マーケットのセンチメントをある程度は読むことができるようになるし、不必要な損失(マーケットに対する理解不足に起因するコスト)を避けることができるはずです。もちろんマーケットはすべて私たちの筋書き通りに動くわけではありませんが、それがまさにリスクをとるということです。私たちが提供する情報に基づいてリスクをとれば100%儲かるということはありませんが、それが少しでもプラスのPnLを出すことに結びつくのであれば一見の価値はあるはずです。
私たちのnoteを通じて皆様にマーケットに対する理解や分析を深めていただき少しでも多く「利益確定(Profit Take)」ができるような投資人生を歩んでいただければ幸いです。
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