Leaving title 11月後半「EASTWARD」
11月後半のLeaving titleがすでに思い出せないのだが、
このターンは「EASTWARD」に集中する事にした。
何も知らずにローカライズされたゲーム画面を見たら、
結構な人が日本の開発が作ったJRPGだと思うかもしれない。
しかしこれはJRPGをリスペクトした海外の開発による、
今や日本の開発が作らなくなったJRPGのような物である。
ストーリーテリングやレベルデザインが確実に洋ゲーなのだ。
だって日本の開発だったら主人公がフライパンで戦わないだろうし、
髭面の無口なおっさんが謎の少女の面倒を見るとかやらないでしょ。
絶対ボーイミーツガールにするよ。新海アニメにありそうな。
レベルデザインにしても昨今の日本製ARPGで今作ほどの骨太なものはやらないと思う。
ちょっと難しいパズルとかギミック仕込んだら日本のゲーマー投げちゃうから。
クエストの中にJRPGにありがちな繰り返されるお使いが入ってるのはご愛敬。
ストーリーも地下の街に暮らす外の世界に憧れる謎の少女・珊と、
その保護者である採掘工にしてシェフにして戦いのプロ・ジョンが、
ある事件から街を追放され外の世界を旅するというまるでセカイ系のラノベのようだが、
前述したようにおっさんと少女のコンビである。
この辺のズレは最早リスペクトだけでは埋められない、
育ってきた環境や国、人種、考え方の違いによる物ではないか。
そういう意味でいくら似ていてもこの作品は洋ゲーである。
しかしゲームとしての完成度は非常に高く、
難易度も温くないのでやりごたえがある作品である。
自分もLeaving soonの制限時間が無ければもっとじっくりプレイしたかった。
一方でゲームパスに無ければ触れる事があったかどうか。
そういう面でもゲームパスは単なるお試しサブスク以上の価値があると思う。