「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:」&「ウマ娘プリティダービー 新時代の扉」

(本当は先に6/2の事を書く予定だったんだけど纏めるのに時間がかかりそうなので)

「ぼっち・ざ・ろっく! Re:」

タイトルにも「総集編」としっかり書いてあるため、
まあ総集編である。
加えて舞台版の区切り等からも前編がどこまでの話で
後編がどこまでの話かの予想はファンなら付いているはず。
その上でタイトル回収のエモを最大限に浴びせるために
若干の新規作画とコメディ要素の整理を行って再編集したのが「Re:」となる。

なので来場者特典が欲しいとかではない限りぶっちゃけ初日に観に行く必要は無い。
興味はあるけどTVシリーズ12話フル尺で観るのはしんどいなと言う人には良い編集だと思う。
コメディ要素に重きを置いてて結束バンドの曲に興味がない人向けではないかも。
逆に言うと曲に興味がない人は二期はよが本音なわけで、
新曲2曲もzeppツアーも舞台第二弾も響いてないんじゃないかな。

しかし、やっぱり2回目か3回目の上映で行くべきだった。
朝一は眠気リスクが高すぎた。(つまりはそういう事)

「ウマ娘 新時代の扉」

ちょっと何を言ってるかわからねーだろうが聞いてくれ
俺は確かに「ウマ娘」のチケットを買ったはずだが
上映されたのは「グレンラガン」と「キルラキル」と「真ゲッター」がごちゃ混ぜになったアニメだった

正直WEB版「RTTT」の時点でレース部分の作画に片鱗はあったものの
今回のオペラオーとかタキオンとかポケットの演出はもうまんま。
ギャグ部分の崩し過ぎな作画とかも80年代に流行ったようなのをリマスターされたような感じだった。

悪いと言ってるわけじゃなくその外連味を初めて浴びる世代は、
あの非常にカロリーの高い作画と演出をどう受け止めているんだろう?と思った。

今回の映画の前にRTTTの劇場版を短期間上映したのは何でだろう?と思っていたんだけど
(期間が短すぎて観に行けなかった)
ラスボスがオペラオーでジャングルポケットの同室がトップロードという事で合点がいった。
(アドマイヤベガは・・・セリフがあるだけ扱いは良い方か)

アニメ三期が群像劇をうまく処理出来ず、
演出も淡泊で今一個人的に刺さらなかったというか、
二期が強すぎて三期なりのエモや見所が作れなかったと感じたのに対して、
今作は焦点を当てるキャラを絞ったお陰で見やすくてとても良かった。
加えて今までずっと寮長として一歩引いた所にいたフジキセキが影の主役として主線に関わってきた事で、
非常に解像度が上がったという何と言うか。
今までイケメン仕草ばかりだったフジ先輩が
今回は女の部分を見せてくるのでたまんねぇなって。
後「ウマ娘」って「走って勝ちたい」という本能が全てに勝る種族なんだなと。
史実と違って故障してレースから身を引いてもその本能が喚起されればまた走り出す。
そういう意味では「ウマ娘」のアニメって少年漫画のバトル物みたいな物が本質にある気がした。
だから回を追うごとにウイニングライブが忘れられがちになるんだよな。
(しかしウマぴょいからは逃げられない)

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