FolkやらRockやら体験記 第3回

「全日本フォークジャンボリー」その１

　フォークジャンボリーに至るきっかけは1966年8月京都で開催された「第1回フォーク・フォーク・フォーク」でしょう。
主催は大阪の朝日新聞社系のプロモート会社である「国際フェスティバル協会」から独立した「アート・プロモーション」という会社。
代表者は秦政明氏。この年の10月には第2回目が開かれ、この時飛び入り出演したのが「尻石友也」彼は後に「高石友也」と改名します。

翌1967年に秦政明は高石友也と共に「高石音楽事務所」（後の音楽舎）を設立します。
その後数々のイベントを企画し、多くのアーティストと出会いみんな「高石音楽事務所」に所属していきます。
「ザ・フォーク・クルセダーズ」「中川五郎」「岡林信康」「五つの赤い風船」
東京勢では「ジャックス」「高田渡」「遠藤賢司」・・・初期の錚錚たる顔ぶれです。

この野外イベントは1968には「第3回フォーク・キャンプ・フェスティバル」という名称となり1969の「第４回フォーク・キャンプコンサート」まで続きます。

さて、「第１回全日本フォークジャンボリー」が開かれたのは「第４回フォーク・キャンプ」の1週間前'69年8月９～10日の事です。