大阪市の人口増加と住民層
神戸市とは対照的に人口増加が続く大阪市の動向を見てみる。
神戸市の人口が22年ぶりに150万人下回る → 大都市でも人口は減っていくの?
— 朝日新聞EduA(エデュア)〈教育のいま〉をともに考えます (@asahi_edua) October 20, 2023
日本の人口は2008年をピークに減少に転じています。地方自治体の #人口減少 はおかしなことではありませんが、大都市さえそれからまぬがれないことに気づかされます。#政令指定都市 #東京一極集中https://t.co/4LignDz1Wf
大阪市も全般的に人口が増えているのではない。都心6区(中央区、北区、福島区、西区、浪速区、天王寺区)が1990年代末から急増して2023年には史上最多となった一方で、その他の区の計は減少傾向が続いている。
1950~2023年
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1960年~2023年
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ちなみに、近畿地方で人口増加率が最も高いのは、滋賀県の湖南地方でも兵庫県の明石市でもなく、大阪市の中心部である。
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人口動向の地域差は住民層の違いも生んでいる。2020年11月1日に行われた特別区の設置(いわゆる都構想)に関する住民投票は賛成49.37%で否決されたが、人口増加区は賛成、減少区は反対の傾向がみられた。👇は都心6区が1~6位を占めているが、反対が多かったのは天王寺区だけだった。
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タワーマンションに転入してきた比較的リッチな新住民は、維新の反保守的(≒新自由主義的)なところに共鳴しやすいということか。
付録:神戸市から大阪市への転出入
1990~2023年
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1996~2023年
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