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Vol.43 今の若者が惹かれる、アフリカの豊かさって?

Mambo!
PROCHE編集部です。
若者の間で話題になる国はどこでしょう?KPOP人気の韓国やハリウッドで有名なアメリカ、ハリーポッターの舞台として愛されるイギリスなど、いろいろありますよね。

今回のnoteでは、今年の2月にタンザニアに渡航し、アフリカの魅力に魅せられた若者に「なぜアフリカに惹かれたのか?」を聞いてみました。


人との出会いがきっかけでアフリカが好きに 


Q自己紹介をお願いします。

A現在大学3年生の白谷樹黎(じゅり)といいます。
海外や旅行が大好きで、今年の6月に2週間のタンザニアツアーに参加しました。

Qアフリカにはもともと興味があったのですか?

Aアフリカに興味を持ち始めたのは、今年の2月からです。当時はアフリカについて全くの無知でした。

海外旅行ではアジアやアメリカに行くことが多かったですし、その時興味を持っていたのもヨーロッパで、正直に言ってしまうと、アフリカとの接点はなに一つありませんでした。

Qアフリカを好きになる前は、アフリカに対してどのようなイメージを抱いていましたか?

Aアフリカについては社会の授業でしか触れたことがなく、日本とはかけ離れた遠い大陸で到底行けないところ、というイメージを持っていました。

また、ニュースで貧困といったアフリカの社会課題を見聞きすることが多かったので、その印象が強かったです。

Qその状態からどうやってアフリカに興味を持つようになったのですか?

A春休み中の2月に、以前から気になっていたボランティア団体のイベントに参加しました。

そのイベントのテーマがたまたまタンザニアで、同じくお1人で参加していたアフリカが大好きでたまらない女性に出逢いました

彼女のアフリカ話に引き寄せられたことがアフリカに興味をもった最初のきっかけですね。

Q人との出会いがきっかけなのですね。どんな話を聞いたのですか?

A初めてのアフリカ旅で南アフリカに行き、そこで今まで感じたことのない人の温かさやアフリカの文化に惹きつけられ、涙が止まらなかったというお話しを聞きました。

何より、そのお話の内容よりも彼女が目を輝かせながら話されていたところがとても印象的で、アフリカってこんなにも人の心を動かす場所なんだと感動しました。

Q私もそのお話聞いてみたいです…!
実際、じゅりさんはタンザニアに行かれてますよね。それはどのような経緯で?

Aそのときに彼女からタンザニアツアーのお誘いを受け、アフリカに行くことを決めました。
実際に行ったことで、更にアフリカが大好きになりました! 

タンザニアで感じた心の豊かさ


Q実際にアフリカに渡航して、どういった印象をアフリカに持ちましたか?

Aわたしがこれまで抱いていたアフリカへの悲しいイメージとは真逆の印象を感じました。

言葉はわからないけれど目を合わせることで伝わってくる現地の人々の優しさや、またそんな人々だからこそ生まれる個性的な文化にとても惹かれました。


1日目のホテルの玄関に飾ってあった絵画
タンザニア伝統のティンガティンガというペイント

Q具体的に現地の人々のどんな優しさに触れたのでしょうか?

Aツアーの運転手の方が、とても素敵な人でした。

長い旅路でも、私たちの様子や体調をよく見てくれていて、さりげなく窓を開けたり、スピードを落としてくれたり…。
みんな疲れているな〜と感じたら、ハクナマタタの歌をうたってくれたりもしました。

そんなアフリカらしい、現地の人々のフレンドリーさや優しさにグッときましたね。


ツアーの運転手さんと



Qアフリカに行って現地の人の人柄に惹かれた、という話はよく聞きます!タンザニアで1番印象的だったことはありますか?

Aわたしが特に好きだなと感じたのがローカルの村です。

道が整備されておらず戸惑うこともありましたが、そこで悠々と荷物を頭の上にかかげ、笑顔で歩く人々の生活の姿に驚きました。

バイクや自転車に乗るのは割と都会の方。ローカルなところは、みんなゆったりとおしゃべりしながら生活していました。

そんな光景を見て、
"心"が豊か」とはこういうことをいうんだろうなと、感動しました。
こういう光景って、学校の授業では教えてくれませんよね。


タロイモとバナナを売っている現地の人たち


ローカルな村のお家


また、もっと山の方へ行くと、日本では貴重なスパイスの実が至る所に実っていることにも感激しました。「ここはヒミツのスパイスの宝庫だ…!」と思いましたね。


農園に落ちてた何かの実

目に映るもの全てが新鮮


Q東京で生活していると、学業や仕事忙殺されている人が多いですよね…。
現地の人々の人柄以外にも、文化に惹かれたとのとこですが、どんな文化に惹かれたのでしょうか?

A手で食べる食事、見たことのない植物のお料理、荷物を頭にのっけて運ぶところ、色鮮やかで美しい洋服、外で突然開催される古着マーケットやゲーム大会…。
挙げだしたらきりがないですね(笑)

あと、日本製のバスがたくさん走っていてそこにいかにも落ちそうなくらいの人たちが乗っかっている光景は、すごく新鮮でした…!


白いとうもろこしの粉を練ったウガリ
みんなでウガリを囲んでランチ
鶏ガラのスープ。「疲れた身に染みてとても美味しかった…!」byじゅり


古着のマーケット


Qじゅりさんおすすめの、日本でアフリカを楽しむことができるお店や場所を教えてください。

Aわたしがアフリカに行く前から気になっていた、CLOUDYというブランドです!
ガーナに建設した縫製工場でバッグや雑貨を作っており、アパレル事業とNPOの両方を運営している会社でもあります。
渋谷と原宿に店舗があり、パワフルでおしゃれなデザインのバッグが並んでいる様子にはいつも目を惹かれてます!

また、六本木ヒルズにあるアフリカローズというお花屋さんは、ケニアで生産されるとても美しいバラを取り扱っていて、オススメですね。


以上、アフリカ好きの大学3年生、じゅりさんへのインタビューでした。

アフリカの村で、時間を大事にしながらゆったりと過ごす村人を見て、本当の豊かさとは何だろう?と考ええる…素敵なアフリカ旅の一部始終を聞くことができました。

Vol.41 のインタビュー記事でも、カメルーン人の幸福論のお話が出てきましたが、
アフリカで現地の人々と触れ合い、更にアフリカの虜になるとというのは、よくあることなのかもしれません。





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