サントリーウエルネスはなぜ売れているのか。
「健康食品通販売上高ランキングTOP100」発表 サントリーが12年連続1位
私にもサントリーウエルネスしかり、色々な健康サプリの会社の広告がSNSにもかなり入ってきます。
ちょっと前の健康サプリと言えば青汁ぐらいだったと思うのですが、最近は健康系サプリメント市場もかなり広がった感じはします。DHCやファンケルも一時ブームでしたしね。もちろん今も人気は高いと思いますが。ただこのマーケットでダントツなのがサントリーウエルネスのようなのです。
こちら2020年の「日本ネット経済新聞」の姉妹紙「日本流通産業新聞」の記事なのですが、この記事によると健康食品通販売上高1位は、12年連続でサントリーウエルネスなのだそうです。2019年12月期の健康食品の売上高は、日本流通産業新聞さんの推定で884億円。全社売上高は8.0%増の981億7200万円だったそうで、なんと親会社のサントリーホールディングス、全社売上高に占める健康食品の割合は約9割にもなっているようです。すごくないですか?
https://netkeizai.com/articles/detail/504
なぜここまでサントリーウエルネスが人気なのか
私なりに考えたところサントリーウエルネスだけが、本当の私たちの悩みや願望を理解しているのではないかと思うのです。
もちろん、膝が痛い、目が疲れる、シワが、、、という課題は同じで、それに対して各社さん色々と効能や悩み解決のアピールをしてくださっているのですが、コマーシャルや広告に出演されている方のほとんどが、いわゆる「火サス」のドラマに出てくるような典型的なおばあさん、おじいさんだったり、親近感、安全性が担保された無難な役者さんやタレントさんだったりするんです。
そうなると俄然、私の中では違うな、という感じになってしまうのです。
かと言って、若くてスタイルのいいモデルさんが出てきて、これを飲めばこうなりますよ、という広告を見てもピンときません。逆にその他の商品との差別化が出来ず、私では無理とか、あんまり効かないんじゃないか、って思ってしまう事さえ。
わたしたちオトナ女子のアンテナにビビっとくる
タレント、俳優を使うサントリーウエルネス。
では、サントリーウエルネスは他社と何が違うのか。
ここも個人の感想ですが、サントリーウエルネスの広告力の違いなのではないかと思うのです。やはり数々の素晴らしいコマーシャルや広告を過去作ってきたDNAのようなものがサントリーという会社全体に脈々と流れているるのだな、とサントリーウエルネスのコマーシャル、広告を見たときに思います。
まずは出演されているタレント、俳優さん達が違います(他の広告に出演されている方々には🙇です)。通常、健康系サプリの広告に人気俳優やモデルさんたちがこぞって手を挙げるとは思えません。でも「サントリーだったら出演してもいい」そう考えているタレント、俳優さんはいらっしゃるのではないでしょうか。
それもサントリーという会社のブランド力だったりしますよね。
サントリーの広告やコマーシャルを見ると「え、この人もうそんな年だったの?」「素敵」「綺麗」「カッコイイ」という感想がまず頭をよぎると思うのです。
こちらは霧島かれんさん。相変わらずお綺麗です。品があって、ライフスタイルがステイタスを感じさせる彼女をキャスティングできる力、すごいですよね。
下は賀来千香子さん。彼女も堂々と年齢を出しています。その他出演されている皆さんとても若々しくて素敵なのですが、そこに無理があるかというと、無理がないように見えるのです。美魔女と言われるように、ものすごく若作りした感もなく、でもこの年代になったらこうありたいという、理想的な年の取り方と、年を重ねたゆえの余裕が見える、そういった雰囲気、世界観を伝えられる方々が選ばれているように思います。
単に痛みを和らげるとか、シワを隠すとかそういった実質的な悩みや課題解消だけでない、私たち世代の理想の年の取り方、理想のライフスタイルをサントリーウエルネスは私たちに訴求することに成功しているのではないかと思うのです。
正直、同じような効能の商品は山ほど出ています。価格や評判で購入するのであれば通販サイトのランキングや口コミチェックで購入できます。でもあえてサントリーウエルネスを選ぶのは、「ここの商品を選んだ自分」という、自分の選択眼、価値観の肯定?みたいなところもあるのかもしれません。
コマーシャルを流すタイミング
もう一つがコマーシャルを流す番組があると思います。長い間サントリーウエルネスはテレビ東京の朝の韓流ドラマ枠で広告を流していました。もちろんその時間帯はその他の健康サプリや通販専門の商品の宣伝も多いのですが、そういった他社の商品のコマーシャルとサントリーウエルネスのコマーシャルは圧倒的にコマーシャルの格が違っていました。コマーシャルの作り方にかなりの本気度がありました。
朝の韓流ドラマを見ている層はこの時間、脳内年齢が17歳になっています17歳の私は「ドキドキしたい」のです。もちろん私も含めてですが。結婚している、していない、子供がいる、いないという話ではないのです。この時間私たちの気持ちはオトメなんです。
そんな気持ち的にまだオトメなわたしたちの事を理解しているからこそ、サントリーウエルネスはコマーシャルや広告の質をあそこまで上げてくれているのだなと思います。
ドキドキする韓流ドラマを見てテンションがあがっているところに、急にコマーシャルで実年齢のおばあさん、おじいさんが出てきて膝が痛いとか便秘が、、、というコマーシャルを見るのはかなりつらいものがあるのですよ。
現実に引き戻されてしまうというか、鏡を顔面に突き付けられているような(苦笑)わたしたち、もう少し夢を見ていたいんですよ。そのために体力、健康、体型をキープするぞ!という気にさせてくれる。それがサントリーウエルネスの魅力なんでしょうね。