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キャリアと哲学ラジオ 転職しない方がいい人が〇割

この度、「キャリアと哲学ラジオ」という音声配信を開始しました。

今回は「転職しない方がいい人が〇割」というテーマでお話をしました。終身雇用の崩壊などにより、転職の経験がない(環境を変えて、これまでの成功体験などが通用しない場面で苦労をしたことがない)ことが労働市場でマイナス評価になることも多くなってきているような気がします。

当社としてもこれまで以上に、必要な方の背中を押し、良い転職体験をご提供できるにように頑張ります。そんなお話を文字に起こしましたので、是非読んで下さい。

高藤・福井)ソーシャルグッド転職を支援している転職エージェントのプロビティ・ローバルサーチの高藤です。福井です。私達は社会を良くしたいと考えている企業と、そういう会社で仕事をしたいという人材をお繋ぎしています。社会に貢献していることを実感しながらお仕事をされたい方、是非、当社ご登録ください。

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高藤)定期的に私たちの考えていることを音声でお届けする企画をはじめさせて頂きます。今回は「転職しない方がいい人が〇割」というテーマでお話をしていきたいと思います。

福井)転職しない方がいい人って、何割くらいですかね?

高藤)そうですね。私たちは転職エージェントではありますが、候補者の方のお話を聞いていて、この方は転職しない方がいいと思う方は意外と多かったりしますね。福井さんが面談をする方でもいらっしゃいますよね?

福井)はい。今の会社でもう少し頑張った方がいいかなと思う方はいますね。

高藤)私もお会いして、本当に転職した方が良い方もいらっしゃれば、今福井さんがおっしゃったみたいに、転職しない方がその人にとって良いケースも結構ありますね。ただその割合をこれまでは、転職しない方がいい人が6割と言っていたのですけど、最近は転職しない方がいい人が5割に修正しました。

福井)つまり、転職した方がいいと思う人の割合が増えたと。それはなぜですか?

高藤)はい。転職しない方がいいと思うパターンもいくつかあると思っていて、1つは今の会社でまだ出来ることがあるパターンですね。今の会社でスキルを伸ばしたり、今の会社での機会を活用した方がよい場合があります。今の会社で頑張れる余地があるのなら、やりきった上で転職活動をした方が、より良い転職活動になる場合もあります。あとは、大企業などに勤めていて、一定の不満はあるかもしれないけれど、給与面などがとても恵まれている方は、転職した場合に大幅に給与が下がってしまうこともありますので、そういった方もその方の年齢やご家族構成など場合によりけりですけど、転職しない方がいいパターンに入るかもしれません。

そういった方は、会社での仕事以外にプロボノなどの社外活動にやりがいを見出すのも一つのやり方と考えています。お金を稼ぐためのライスワークとやりがいを見出せるライフワークのバランスを意識して調整されるのがいいと思います。

福井)そのあたりは年齢によっても変わりそうですね。最近だと解雇規制の緩和などが話題に上がりましたが、着実に終身雇用制度は破綻する方向に向かうと思います。そうなると、転職の経験があるということは割と重要なことかなとも思いますけど、どうですか?

高藤)はい。労働市場の変化によって、“転職経験がない”ことがマイナスの評価になることが一層強くなってきているのを感じています。転職活動の書類選考で、40代後半の方とかだと、転職経験がある方とない方では書類選考の通過率が全然違う気がします。あとは、マインドセットの部分ですかね。転職を経験すると、これまでの成功体験などが通用しないことにも直面するので、そういった場所に身を置いて苦労する経験があるのとないのとでは、マインドの鍛えられ方が全然違いますね。異なった環境に身を置いて、自分を鍛えるという意味でも転職を経験しているということはとても重要だと思います。

福井)最近、候補者の方と面談をしていて感じるのですが、30代前半から半ばの大手企業に勤めておられる方が「このまま、今の会社に残ることに不安があって、、、」という方が増えてきました。年収などの条件はよくても、10年後も今の会社で勤め続けたことを想定すると、労働市場の中で自分のスキルや能力が陳腐化してしまうことを危惧されているとのことです。

高藤)私も本当にその傾向が強くなっていることを感じています。先日、お会いした30代の方が、「自分の仕事内容に対して報酬が高すぎると思っています。」と仰っていて、しっかりメタ認知されているなと良い意味で驚きました。大手企業の早期退職などのニュースなども若い方にとって、良い意味での危機感に繋がっているのかもしれないですね。

福井)そうですね。早期退職プログラムってとても悲惨な末路を辿るみたいな報道がされていますけど、大手企業であれば割増分も含めて退職金はそれなりの金額をもらえるので、経済的に困窮するということはあまりなと思います。ただ、40代、50代になって初めて、会社からの評価を突き付けられ、初めて転職活動をして同一の給与水準で雇用してくれる会社がないことを知るというのは割と辛い状況なのではないかなと思います。

そういう意味では、会社からもらう給料と労働市場での自分の評価を客観的に見ておく、それこそメタ認知することが大切なのだと思います。この点に関して言うと、若ければ若いほど、認知の修正は効きやすいので、20代、30代で大手企業に勤めていて、環境を変えて仕事を頑張りたいという方は転職をした方がいいのでしょうね。

高藤)そうですね。「もう少し早くに転職を検討されていたら、、、」というケースも沢山見てきたので、20代、30代の方に対してはこれまで以上に背中を押すようにしています。現状が安定しているように感じられても、未来に対する不確実性が高くなっている今の時代、不安定な状況でも通用する経験をしていることが、最も安定に近いような気がします。

福井)人間って本来そこまで強くない生き物だと思うのです。自分に対してはどうしても甘くなってしまうというか。ただ、一方で激しく状況が変わるような厳しい環境に置かれたら、それなりに適応する強さも持っているのも人間だと思います。労働市場での自分の価値をメタ認知すること、そして、なるべく若いうちに環境を変えてみることが大切なのでしょうね。

高藤)そうですね。あとは、例えばスタートアップなんかに転職することがリスクと考える方も多いと思いますが、必ずしもそうではないと思っています。仮に、転職した先の事業がうまくいかずに、市場からの撤退を余儀なくされても、そういった状況を経験されている方の市場での評価は高くなる傾向にあります。実際に、有名スタートアップ企業が業績不振により、人員整理をやった時はそこに所属されていた方は引く手あまたであったとも聞きます。

また、最近は大企業も新規事業開発を積極的に推進されているので、スタートアップ、ベンチャー出身者が重宝されることも多く、これまでにはあまりなかった、大企業からベンチャー、そこから大企業というキャリア形成も一般的になってきました。

福井)リスクと思われていることが、それほどリスクではなくなってきていると。

高藤)はい。ですので、少しでも今のキャリアにモヤモヤされていたり、環境を変えて挑戦したいと思われている方は是非、当社にご登録を宜しくお願い致します。

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福井)宜しくお願い致します。最後までお聴きくださってありがとうございます。

高藤)ありがとうございます。


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