フィリップ・K・ディック『時は乱れて』感想
昼飯も食べ終わって、コーヒー飲んで歯も磨いて、いまから着手すれば今日中には読み終わるかな……と読み始めた本書だけれど、あまりに面白くて手が止まらずまだ明るいうちに読み終わってしまった!
面白い、けど……!第二次世界大戦後の古き良きアメリカの田舎町、スーパーマーケットに務める男とその妻子、同居している妻の兄と、頻繁に訪ねてくるお隣の若い夫婦(ヨシリンとミッチーか?)がなんとなーく生活をしている描写から物語が始まる。おとなり同士、よくポーカーの卓をかこんだりしてわりと交流がある