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負の感情をのこす

悩みを自分ごとに

たまに後輩や友達から、相談を受けることがあります。
(相談ってほどじゃないな、これできなくってさぁ…みたいな)

内容自体はとても小さなことが多くて、
例えば、早起きができないとか。

それを聞いた僕は、コツだとか、気をつけていることだとかを、

「あ、俺の場合の話ね」

って感じで、相手に当てはまるかは分からないけれど、"自分が"試してよかったことを話します。
そんで、「でも、結局気合いだね」とか、「わかる、俺もきつい」みたいな、

相手が求めていた回答ではなかったかもしれないという不安を濁すように、話題を変えちゃったりしますね笑。

それはそれで、深刻な悩みでないなら良いのかもしれません。

ただ、その時は確かに自分も「早起きできない」という課題を抱えていて、相手の悩みを自分ごととして捉えることができていたんだと思います。


自分がその悩みを解決したとき

社会人になって、「早起き」することが習慣化して。
努力対象だったものが、自然にできるものになっていく。歯磨きみたいなものになっていく。

そうなると、できなかった頃の「あ、きついな」みたいな気持ちはきっと忘れていく。

そうなると、誰かから相談を受けたときに、自分は相手の立場に立てているのか怪しくなる、もしくは難しくなるのではないか。

と思うんです。
だって、自分は解決しているから。


そんなことを考えたときに、
そういった「できなかった頃の感情」はどこかに残しておいた方がいいんじゃないかなと思いました。

そうした方が、相手の立場に立って考えられるし、論理的な部分じゃなくて、感情的な部分でも、相手に近づけるんじゃないかと。

「こうすればいいことは分かっているけど、どうしてもできない」

みたいな感情に、
合理性じゃなくて人間らしい、相手と同じ視点がより持ちやすくなるんじゃないかと。


合理性も大切だけど、感情的に同じ立場に立てたら、もっとよりよいコミュニケーションがとれそうな。

そんな気がしています。

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