[後編]メガベンチャーのシステム開発マネージャーに聞く、大きな組織と小さな組織|喫茶プラモ.8
こんにちは!PRMO、PRのフルタです。
さて、本日の記事はPRMOメンバーへのインタビュー企画、「喫茶プラモ」です。
今回インタビューを受けてくださった方は、PRMOの組織周りを監督してくださっている、岡本さんです!
後編となる本編では、
“岡本さんからみたPRMO”
というテーマを軸に、様々なお話を伺ってきました!
大きな組織で働いているからこそ、見えてきたPRMO
フ:大きな企業で働く傍ら、岡本さんからみたPRMOってどのように映るのでしょうか?
オ:PRMOか〜。なんだろう。
でもなんかこう、組織としては、今風というか未来型というかそんな感じはしますね。
メンバー各自が会社に所属していますという感じではなく、副業が当たり前になり始めた時代において、PRMOは少し挑戦的な会社のあり方だなと思います。今の会社形態で言うと。
フ:今のPRMOの会社形態について他の会社とどのような違いがあるのでしょうか?
オ:PRMOって正社員がすごく少なく、外部の協力してくれる業務委託の方々をたくさん抱えていて、それを受託の案件で伸ばしていくみたいな感じなんですよね。
フ:なるほど。
オ:でも、業務委託の会社ってもっとドライな関係だと思っていたんですけど、その辺亀ちゃんとか割と優しいんですよね。
フ:それ、私個人的にも感じてました。
オ:なんかチームを一つの組織として捉えていて。
そういった挑戦的な組織でありながらも、うまくまとめていけるようなアドバイスや方法を、今PRMOは必要としているのだと思います。
PRMOがチームとして動いていける“意外”な理由
フ:私が個人的に気になっていること伺っても良いですか…?(笑)
オ:はい、どうぞどうぞ。
フ:会社として大きなビジョンとか、一つの確固たる目標みたいなものを持たない中でも、PRMOが組織として動き続けて、なんなら組織として大きくなっていけているのって、岡本さん的にみてなぜだと思いますか…?
オ:一つは、PRMOは受託というかクライアントワークなので、仕事でお客さんから「こういうのつくって」っていうのがある程度あって、
じゃあその作るところをどうやって分担しますかーっていう話なので、「自分がこうありたい」みたいな(さっき僕の本業の方の話でもあった個々の意思の部分みたいな)ところも尊重しやすいという部分はあるんじゃないかと思います。
あと、僕から見た亀ちゃんはやっぱりダメな人間なんですよ(笑) ダメじゃないけどダメそうな感じがする(笑) だから、ディレクター会議とか少しみたりとかしてても、みんなが助けたくなるような、なんか放っておけないみたいな感じで、ディレクター陣とかはまとまっているのではとか個人的にちょっと思いますね(笑)
亀ちゃんとこうくんの関係もそんな感じに見えます。
「亀ちゃん大丈夫?」みたいな(笑)
良い意味で、人に強制するとか無理にひっぱっていく感のない自然体なところがそうやって人を惹きつけるのではないかなと。
フ:なるほど。そういう見方もあるのですね...!!(笑)
クリエイティブ面のお仕事は繊細にやられる方なので、そういう一面があるとは意外でした...
オ:でも亀ちゃんはなんか、そこから徐々に脱却していきたいんだろうなっていうのは最近感じます。
フ:というと、例えば...?
オ:彼と話していて、組織づくりにおける「仕組み」とか「制度」の難点は、今彼が抱えている課題のように感じます。
その辺をを解決していけるように、関わらせてもらっています。
チーム連携を図る上での課題、そして改善策
フ:PRMOの組織の特徴から今抱える課題に繋がるお話、、、興味深すぎます(笑)
PRMOのチームの連携の部分で具体的に行ったことってどういったことがあったのでしょうか?
オ:おぉ?
あ、そうそうそう!
PRMOと関わって1年半くらいになるんですが、関わり始めた時、Googleカレンダーとかスケジュール共有のためのツールを使っていなかったんですよ(笑)
フ:そうだったんですね。
オ:代わりに事務の方が、秘書みたいに毎日のように「亀田さんと有村さんの○日のスケジュールは〜です」みたいにスラックのチャンネルで流していて(笑) で、数日前とかにそのお知らせがあると、当日になってそこのお知らせにスクロールして戻っていたりして、何をやっているんだって感じでしたね。
フ:今のPRMOの組織の大きさからは想像できませんね。。(笑)
オ:それでまず、「Googleカレンダー使いましょう?」みたいなところからスタートしました(笑)あとは、ちょうど1年くらい前からは徐々に案件数も伸びてきて、組織としても大きくなりつつある中で、案件の管理の仕方とかもそういった組織の中で共有できるタスク管理ツールを入れるのを提案して、取り入れたりしましたね。
フ:そうだったのですね。
PRとしても全体の案件の進行状況が確認できるようになったのは、とても恩恵受けておりますw
オ:現在では、ディレクターの方々がもっと詳しく案件進捗状況を確認できるようにするために、(まだ全員には使ってもらえていないのですが)新たなツールをテストしたりしています。
違っているから面白い、本業と副業
フ:本業の方は、いわゆる大きな組織じゃないですか。そういった中でもツールとかシステムで組織をまとめることが多いのかなと思うのですが、大きな企業とPRMOみたいな企業との間にシステムとかツールに関しての違いとかってあったりするのでしょうか?
オ:結構ありますね。
本業の方は基本メンバーみんな社員なので、(基本権限決めてやるはやるのですが、) 会社の中での情報公開の制限がある程度緩いというか。
フ:なるほど。
オ:あとは、本業の方とかはバルクで法人のライセンスを購入していたりするので、ツールやシステムが充実してメンバーに行き渡るみたいなところはあります。なので入社した直後から、いろんなものが揃うみたいなのはあると思います。
それによって過去のナレッジも溜まって、その共有もしやすいという点は企業ならではの強みでもあるのかなと思いますね。
フ:確かに、社内の情報共有の環境が整っていそうですね。
オ:はい。PRMOでいうと、逆に本業で使っているものとかが使えないですね。
規模感も組織の仕組みも違うので。
だから本業の方のツールとか取り入れてもコスパとか悪くなってしまうんですよ。
フ:確かに。。。
オ:本業は基本正社員がそのツールを使うので、基本みんなアクティブユーザーなんですが、PRMOの場合、案件や時期によってアクティブユーザーの数も異なるのでそこの調整は難しいと思います。
フ:いやー確かに、、。組織の自由度が高すぎるとまとめるのも難しくなるっていうのがこの例からわかるような気がします(笑)
オ:なので、できるだけ無料とかゲストアカウントで使えるツールとかを新たに調べたりします。
僕もPRMOのこういった相談を受けるようになってから、色々サービスを調べる機会が増えました(笑)
フ:面白いです(笑)
先ほど話題に出た、チーム内の情報へのアクセス権限の部分で、PRMOとしてはどんな施策をしていくべきなのでしょうか...?
オ:まあ、PRMOがどんなふうに考えているかはわからないんですが…
やっぱりコアとなる人は社員にしていってある程度、横で共有しやすいような環境を作って行けたら良いのではないかと思います。
今って、例えば横の人の案件を共有すると、自分の案件を「あれ?」って思うようなこともなくはないと思うし、そのあたりの情報共有に壁があると思います。
例えば、こういう開発でこういうノウハウがあってこれを横にシェアした方が組織としては良いんだけど、案件ごとに独立しすぎて、そういったノウハウをシェアするモチベもないみたいな現象が起きていると思います。組織としては共有して欲しいんだけど、その人にとってはするメリットがまだ薄いみたいな。
逆に本業みたいな大きな組織だと、そういう情報をシェアすればするほど組織としてプラスになってそれが個にも還元されて全体としての価値が高まるよねみたいな構造があったりするんですけどね…
PRMOはそこが今難しいんですよね。。。
やりたいんですけど、まだ答えが見つかっていなくて。
ここは亀ちゃんも結構頭を悩ましているところなんですよ。
フ:そうなんですね。。。
オ:まあでも、本業との対比でいうと、同じような課題に対してアプローチ方法を変えないといけないみたいなところは面白いですよね。自分の知っていることを横流しにするというよりかは、自分の経験や知識をベースにまた新たな方法を考えていくみたいな感じなので、学びになる部分は多いですよね。
PRMOでの学びをまた本業にも生かせることもあったりするので。
フ:なるほど、興味深いですね。
ジャンル違いの組織に携わって、一つのゴールに向けたいろんなアプローチを模索する、、、
岡本さんの経験や知識、そして亀田さんへの愛が現在のPRMOの一部を支えているのだと感じるインタビューでした...!!
本日はインタビューをお受けいただき、ありがとうございました。
おまけ:代表亀田に、このインタビュー記事を見た感想を聞いてみた
亀田:放っておけないみたいな理由で仕事していると思わなかったので、びっくりしました。
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