オンラインでも「よっ!」 今だからこその広報対応を考える広報LT大会#PRLT24
こんにちは!あつ森セットがなかなか当たりません!おそらです。
当選した暁には、フレンドコードの交換をぜひともお願いしたいところです。
さて、去る4月24日の夜、第24回となる#PRLTを開催しました!今回は社会情勢も鑑み、初のオンラインでの開催となりました。
90名を超える参加者のみなさまとWeb会議でつながり「今だからこその広報対応」をテーマに、3名の登壇者を中心に「LT(LightningTalk)」ならぬ「L(ライトな)T(対談)」を実施しました。
登壇者一覧
フリーランス 広報 平 理沙子さん(ベビーシッター事業広報などを担当)
note株式会社 広報 もりもとあいさん
株式会社レアジョブ 広報 荒川佳織さん
オンラインでもなぜかアットホームな雰囲気になるのが、#PRLTの不思議なところ……ほっこり、けれどアツイ90分間のレポートをお届けします。
※オフレコが多かったため、お話いただいた内容の一部を抜粋しています
攻める?守る?コロナ対応広報タイムライン
日本政府が武漢へチャーター便を派遣した1月下旬。企業のコロナ対応が始まったのは、ちょうどこの頃だったのではないでしょうか。
リモート化の推進や、お客様への注意喚起、感染を避けるための業務オペレーションの見直しなど、各社の取り組みが随時発信され「コロナ禍における企業体制」への議論が社会で深まっていきました。
空気をガラリと変えたのは、2月27日に要請された全国の小中高校と特別支援学校の一斉休校措置。これによって、企業活動そのものにも大きな変化が押し寄せました。
オンライン英会話サービスを運営するレアジョブさんでは、休校をきっかけに小中高生からサービスへの申込みが殺到。
意図しないコロナ特需に対しても、堅牢な事業基盤によって対応可能なことを、ファクトベースでメディアに情報提供を重ね、信頼性の担保に注力しました。
また、メディアさんから「休校でなにか取り組まれるのですか?」とお問い合わせが来た会社様もあったそう。自分たちにできることはないかと、経営陣の意思決定からリリース送付までわずか2~3時間という、メディアの問い合わせから驚異のスピードでお客様支援施策を公開した事例についてもお話しいただきました。
こうした刻一刻と変わっていく世の中の動きに対し、適切な情報公開のあり方を経営に進言するのは広報の力の見せ所。#PRLTでの情報交換がみなさんの明日を支える「よっ!」となっていますように。
リモートでどうやる?メディアリレーション
さて、現場で奔走する広報PR担当者がいま最も悩んでいるのが「オンラインでのメディアリレーション」ではないでしょうか。ユーザーさんや記者さんはもとより、社内の広報メンバーともはなればなれ…密なコミュニケーションを主戦場としてきたわたし達が降り立った新世界「リモート」。一体何を気をつければよいのか……。
緊急事態宣言の当日、note株式会社は6周年&社名変更という大きなニュースを控えており、スピーカー含む全員が自宅参加の、オンライン記者会見を実施。役割分担を細かく振り分けることで、進行のスムーズ化に努めました。
オンラインでの実施により社員にも見てもらえたほか、記者会見の一部を一般ユーザーにも公開する等、一度の会見でいつも以上に様々なステークホルダーにメッセージを届けられたという副次効果もあったそうです。
またコロナによる影響を大きく受けた企業では、3月末頃から新規のメディアからの問い合わせが殺到。中には30媒体ほどの取材対応に一気に奔走した広報さんも。
はじめてのことばかりなオンラインでのメディア対応。不安もありつつも「繰り返し試行錯誤」を合言葉に、みなさま少しずつレギュレーションを整えられたのこと。
企業理念をアピールするリモート画面背景の作成や、代表の取材対応の様子を録画・確認し同期度を高めるなど、スムーズに取材をすすめるちょっとした工夫もシェアいただきました。
一方、いまだに大変だと声が挙がったのは、メディアが求める「事例ユーザーさん探し」。オンライン取材となると更にそのハードルがマシマシに…!調査リリースなどで行うお客様向けのアンケートを通じて、いまも取材協力者を日々探していらっしゃるそうです。
取材のオンライン化自体は「特に困ったことはない」というものの、場合によって頭を悩ませるのが「写真」。平時から宣材写真をストックする大事さを痛感している広報さんはたくさんいらっしゃるとのこと。
写真……重要ですね……。
煽らない、会社のビジョンに立ち返る…いまだからこそ心がけたメッセージング
感染拡大に伴い国の政策が変化する中で、大きく生活が変わってしまった方、落ち着かない日々を過ごしていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。その中でわたし達広報PR担当者が特に心がけなければならないのが「メッセージング」。
「便乗している?」と思われないためにも、なぜ○○をするか、なぜ○○をしないかという企業としての全体方針の設計と整理が重要だと、登壇者のみなさまにお話いただきました。
企業のミッション・ビジョンがしっかりと確立されていれば、こうした全体方針もすばやく決めていくことができるそう。緊急時に活きるメッセージこそ本物ですね。
そして最後に、登壇者のみなさまに、コロナ禍広報対応の学びをシェアいただきました。
あらゆるステークホルダーの目線に立つこと、ミッション・バリューに立ち返ること、関係継続を最上段に置いた活動を心がけること。
平時ではない今だからこそ「いつもと変わらない信念」が、道を拓いていくのかもしれません。
note森本さんは早速#PRLTでのトーク内容をまとめていたので、合わせてこちらもチェックしてみてくださいね。
初の「開催中止」から「オンライン化」にいたるまで
#PRLTは 、2ヶ月に1回のLT大会を中心に、2016年7月から約4年活動し続けてきました。しかし前回の2月のLT大会は、結果的に初の「中止・延期」に至りました。運営メンバーで議論のうえ、#PRLTのポリシーにもある、「安心・安全なコミュニティをつくる」に反すると判断したからです。
たった1回だけど、みんなでポジティブに広報PRと向き合う、そんな場がなくなって、なんだか心にぽっかり穴があいたような気持ちでした。
誰のせいでもないのにやれないことが、仕方ないけど悔しい。みんなに会えなくて寂しい。2ヶ月に1回のこの場が、自分たちにとってもパワーもらえる場所だと改めて思わされたのです。
私たちのチャレンジ自体も誰かの学びや元気になるはず!ということで、今回のオンラインイベント開催に至りました。
参加してくださったみなさん、快くLTを引き受けてくださった平さん・森本さん・荒川さん、本当にありがとうございました🎉
#24開催の模様はTogetterにもまとまっています 。
ジャーニーマンさん、いつもありがとうございます🐤🐤
さてさて、オンラインイベント運営の知見を手にした我々はいま、次回もやるぞ!という気持ちを高めております。
地味にケータリングに対して超絶なこだわりを見せてきた#PRLT。次回はやっぱりおいしいお酒と食べ物と共に開催をしたい!
オンラインイベントでの軽食提供ならまかせろ!知見有るよ!という方がおりましたら、ぜひお声がけをいただきたいです。
#PRLTへのおたよりは 、twitterやメールなど、随時お待ちしております!
LINE@もやってるよ🍎
それではみなさま、引き続きご自愛していきましょう。良きステイホームをお過ごしください:)