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LEGNO 89Sか、Timaze-miniか
おはようございます。令和7年1月15日です。
二十四節気の小寒、末候の雉始雊(きじはじめてなく)です。
休日にLEGNO 89Sに色彩雫「山栗」のインクをセットし、同色をセットしているTimaze-miniと比較しながら使っている。
文字の太さはLEGNOがFで、Timaze-miniがEFだが、日本のメーカーのFは、海外メーカーのEFと大体同じぐらいということで、文字の太さに関してはほぼ差がない。
ただ、書いていて感じるのは、Timaze-miniの方が、自分の筆記には合っているのだろうということだ。
あくまでも合う合わないで、どちらが優秀といった話ではないのだが、Timaze-miniと自分の筆圧とのバランスが良いということなのか、文字の太さや濃さが安定させやすい。
同じ色で比較すると明らかに違いを感じるのだが、LEGNOの場合、これが安定しない。おそらく自分が一定のバランスで筆を運びやすい筆圧と、LEGNOが理想とする筆圧が少しズレているのだ。
自分にとって書きやすい筆圧だと、少々インクが出すぎてしまう。つまり、ペン先に対して(おそらく)圧が強すぎる。わずかに力を抜いた方が、インクのフローや文字の太さのバランスが良いのだが、その圧力を維持するのが難しく、薄くなったり濃くなったりする。
それはそれで味があるという捉え方もできるが(濃淡は万年筆の醍醐味の一つだろう)、書く時のストレスの違いが、こうして書き比べると分かってしまい、どうしてもTimaze-miniを楽だと感じてしまうのだ。
さて、ではTimaze-mini一択でいけるかといえば、これが結構面倒である。クリップを持たないTimazeのシリーズは、どうしてもペンケースを必要とするからだ。
M5トータルの取り回しでは、明らかにLEGNOの方が利便性が高い。インクの補充という点でも、特に山栗を使いたいとなれば、コンバーターを利用できるLEGNOの方が面倒が少ない。
なかなか悩みどころである。
あるいは、ペンケースのセット運用を前提に、ペンホルダーの方をなくしてしまおうか。そうするとM5のサイズ感自体が変わってくるので、今感じている取り回しのストレスが多少は軽減されるかもしれない。
もう少し考えよう。
本日は以上です。