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インクを色彩雫「松露」にする

おはようございます。2024年9月19日です。
玄鳥去(つばめさる)3日目です。


LEGNO 89Sのインクを標準の黒から、色彩雫の松露に切り替えた。松露を使うのは結構久しぶりの気がする。

まだちょこっと書いただけなのだが……やっぱりいい。

何がと問われて答えられるほど言語化はできていないのだが、同じ万年筆でも、あるいは同じ万年筆だからか、色による趣の違いというのは味わいがある……気がする。

標準の黒インクというのは、おそらく安定的に書けるような工夫がされているのだろう。黒だから目立ちにくいというのもあるかしれないが、ムラもなくきちんと書ける割に、どこかボールペン的というか、自分なりに求める万年筆の味が出ていない感じがしていた。

松露の場合はそこが異なる。山栗や霧雨でもそうなので、インクとして「そういうもの」だと思うのだが、濃淡のムラがあって、それが良いのだ。

こういうのが万年筆の良さだよな〜と、個人的には思ったりする。


標準の黒インクでは、文字のムラは書いた人のムラ(つまり文字の形の歪み)が目立っていた。(これはボールペンもそうで、だから苦手なのだ。)
松露のようなインクの場合、そこにインクのムラ(文字の濃淡の歪み)が加わって、どちらかというと個性感が出てくる……みたいに感じている。

ここしばらく朝の書き写しには、日々の作業感があったのだが、日々の愉しみに変わっていきそうである。

まだ初日だけどな。


本日は以上です。

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