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東京・港区で開催、「無の境地」を競う異色の休息戦:第1回ぼーっとする大会レポート

今日は、港区のビルの影で何とも風変わりな光景に遭遇した。

そこで開催されたのは、「ぼーっとする大会」という、まさに名前の通りのイベントだった。


参加者たちは一様に無の表情で一点を見つめ、ただぼーっとすることを競っていた。思えば、忙しい日々の中でぼーっとすることの重要性を忘れがちだけれど、この大会はそんな現代人に必要な一服の清涼剤のようだ。




ここ日本で初めての開催となるこの大会は、過去に韓国やオランダ、香港などでも行われ、世界中でゆるやかに人気を集めているらしい。

なんと、これまでに2000人もの人が参加しているそうだ。発起人のウップス・ヤンさんは、忙しい人々の中での「ぼーっとする」ことの必要性を訴えていて、その思いが共感を呼んでいるのかもしれない。



参加者は様々な職業の人々で、看護師の方は18連勤の疲れをぼーっとすることで癒やそうとしていた。

90分間の競技では、脈拍の安定や「ぼーっとする」作法の美しさが採点されるという。

しかし、途中で眠ってしまい失格となる人も続出しており、簡単なようでいて意外と高い集中力が求められる挑戦なのだろう。


最終的にはダンサーの3人組が見事なぼーっとぶりで優勝したが、競技途中で脱落した看護師の女性は、ぼーっとする時間の大切さを再確認し、強制的にでも心を休めることができたと満足げだった。

今日のこの出来事は、私にとっても忘れがたい体験だ。たまには立ち止まり、ぼーっとすることで心をリセットする。


これが、忙しさに追われる現代社会における新たな生き方のヒントになるかもしれない。


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