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子供の1日は 大人の1日より長い?

楽しんで生き生きとしてる子供たちはその様に感じているそうです。
その理由は、子供は体の代謝が高く 脳での神経信号の活動が大きい事、そして周りの事で感情が喚起され それをあれこれ分析する時に周りをスローモーションの様に感じる、、つまり時間が長く感じるとの事です(逆の視点で見ると 人は感動が無くなると死ぬのだ、と)。。。
以前、ある元気印の企業のリーダーが皆に向かって「さあ今日は何を面白がろうか?」と言ってたのを思い出しました。
 
1.子供の1日は大人の1日より長い?(時間の感覚と脳の活動)
私たちが「時間」をどのように感じるかは脳の活動と密接に関係しています。 子供の脳は成長の過程で膨大な量の情報を吸収し処理する能力を持っています。 新しい経験が多く、学ぶ事が尽きない子供たちにとって、1日の中で脳が処理する情報量は非常に多いのです。
大人にとっては単純で小さな公園が、子供にとっては見るもの全てが新しい発見の様に感じられ、大人にとっては家の庭の小さな草木が、子供にとっては葉っぱや花の作り、色、枝や地面にいる小さな虫とか、それはまるでジャングルの新しい探検の様に楽しく、その為に子供の脳は莫大な情報量を使い神経伝達物質の働きも活発になって刺激に対する反応が鋭敏になります。
それで子供たちは1日の時間を「長く」感じ易く、その時間を「スローモーション」の様に感じる要因なのです。


2.感情の喚起がもたらす時間の変容
子供は、周囲の出来事に対して強い感情的な反応を示します。 新しい経験に感動し、驚き、喜ぶ事で、脳はこれらの体験を強く記憶に刻みます。心理学者は「感情が強く喚起されるほど時間が長く感じられる傾向がある」と述べています。
逆に大人になると日常生活がルーティン化し、新しい刺激や感動が減少します。 これは脳が経験を効率的に処理し、無駄なエネルギーを使わないよう進化している為です。しかしこの効率化によって「時間が短く感じる」という副作用が生まれてしまいます。


3.感動のない人生は死と同じ?
感動や新しい体験が少なくなると、私たちの「時間の感じ方」だけでなく、人生全体の充実感にも影響を与えます。
哲学者のアンリ・ベルクソンは、時間の本質を「感覚の持続」と定義しました。
つまり、私達が如何に人生を体感するか?が時間の質そのものを決定づけます。
感動を失う事は、時間を「感じる力」を失う事でもあります。それは、人生を無意識にただ過ごす「死んだような状態」に等しいかも知れません。
古代の賢者ソロモン王も「成年の日に偉大な創始者を覚えよ!何の喜びもないと言う年が到来する前に」と書き記していました。


4.子供のように考え 生きるヒント
子供が1日を長く感じるのは、彼らが全力で生きているからです。新しい事を学び、感じ、考える事で、1日の密度が濃くなっています。私たち大人も、日常の中に「新しい感動」を見つけることで、時間を豊かに感じられる筈なのです。


5.仕事でも同じ(ハードルを喜びに変える/自分の経験から)
自分は本当にこの様なマインドで、前職では医療機器(外科/内科用のビデオカメラ装置)の開発や、後期ではプロジェクト管理(PM、PMO)やBPR改革の提案を全社レベルで展開してきました。
最初に開発に携わった医療機器では、本当に先行製品や先行技術もない状態からの開発だった為に本当にプロジェクトXの様な冒険的な技術探求からスタートし素材メーカーとも協業で新部品・新製品開発をして来ました、というより「させて貰ってきました」。この間には多くの特許も出願しました。
お会いした事もない、面識もないNHK技研のビデオカメラ技術者にいきなり電話して仮説に基づく色んな質問もしたりしました(今思えば、この技術者は見ず知らずの新入社員の私に答えてくれたとは、凄いお方だったと思います)。
 
この経験があったので、後期では全社を巻き込むBPRの推進でも相当なハードル(部門間の調整や経営層との合意形成、改革をやり続けるハードル)がありました。 自分自身がプロジェクトの「ビジョン」を敷いて軌道修正しながら、そして周囲にその価値を伝え続ける努力が必要でしたが、このプロセス自体が、私にとっては一つの「喜び」でもありました。


6.子供のようなマインドが未来を切り開く
子供が持つ時間感覚と感動の力は、大人にとっても重要なヒントを与えてくれます。 大人になっても常に「新しい発見」や「感動」を追い求める事で、ハードルさえも楽しむ心を育む事ができます。
私が取り組んできた新製品開発やBPR改革は、新しい視点を持ち込み、既存の業務の壁を壊す作業でした。その過程では未知の領域に足を踏み入れ、多くの人を巻き込みながら新しい未来を築く必要がありました。この様な挑戦には、正に子供のような純粋な探究心と感動する心は欠かせませんでした。


7.あなたの「ハードル」を「喜び」に変える!
もし貴社の組織が、業務改革や新たな挑戦に取り組む際に悩みを抱えているなら、ぜひ一度この「ハードルを喜びに変える」考え方を取り入れてみて下さい。それが未来を切り開く鍵になると確信しています。

元記事(ホームページBlog)⇒ https://prismx.jp/self-development/mindset-rediscovering-joy-and-curiosity/

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