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子供の体調が悪い時| どうしていますか?

自己紹介を書いたので、次はちゃんとした記事をかいてみます。
巷でよく言われる『保育園の洗礼』を私の家族も通過しましたのでその話をしていきます。


我が家の状況

息子は今年の4月公営の保育園に入園しました。その前は院内保育園に通っていましたが、その話はいずれ・・・。

クラスメイトは10人以上なので、入園してから半年間は毎週感染症のうつしあい状態でした。保育園の先生方はさぞかし大変だったかと思います。
全員揃って登園できる日はほぼなかったようです。

RSウィルス、中耳炎、手足口病、突発性発疹、腸炎、名もなき風邪たち・・・
たくさんの感染症にかかって辛そうだけど、徐々に免疫が発達して、我が子が強くなっていくことを祈るしかないですよね。
幸いにも入園してから半年が経ち、今はだいぶ体調も落ち着いて、ここ1ヶ月熱が出ていないと思います!天晴れ!

心構えや心的なケア

子供の体調不良時は突発的なことなので、かなり苦労しますよね。普段は『私、家事も育児も頑張ってる!できるできる!』と思っていても、子供の体調不良で仕事に穴をあけることになると、『ワーママ 無理ゲー』とか『ワーママ 疲れた 仕事 辞めたい』などと検索してしまいます(笑)
検索するとやはり皆さん同じように悩まれているんだなぁと思います。

幸い、職場の同僚や上司は理解を示してくださり、子供の体調不良でーと言うと、嫌な顔せず早退や遅刻を了承してもらえます。とても恵まれれている環境だと思います。ただ、職場の方にとっても私が勤務に穴をあけることは突発的なイベントで、ストレスがかかることなので、感謝の気持ちをわすれずに接することと、普段はなるべく自分の仕事以外も手伝えることは処理したり、同僚のお休みの時は快く仕事を引き受けるように心がけています。

感謝の気持ちや申し訳なく思う気持ちは必要だと考えていますが、過度な自責の念や無駄な妄想(例えば、「仕事に穴を開けるのは責任感がない」と自分を叱責することや「休んでばかりいて遣い物にならないと否定的に捉えられているのでは」と妄想することなど)はしないように心がけています。

後の参考文献でも述べますが、無意識的なバイアス(偏った思い込み・考え)をもたないことが、心的疲労をかなり削減してくれるからです。

呼び出し回数のデータを把握

また、呼び出しの頻度も最初は多く、1〜2週間に1回は呼び出しだったので、これが続くなんてまともに働けないと夫婦で絶望しました。
これに関してはワーキングマザーを対象とした本やネット記事にら明記されていることが多く、2歳ごろになると徐々に呼び出しの頻度は減ってくると言われています。

具体的には、0歳児で年間平均19.3日病欠、1歳児12.8日、2歳児で8.9日と、2歳になると病欠日数は0歳の半分程度に減る。

野原 理子:保育園児の病欠頻度に関する研究. 東女医大誌 87:146-150, 2017


この事実を知ると、「こんなに迎えに行っているのも期間限定で、いつか落ち着くんだ」と希望の光が見えて少し安心しました。

病児保育室の利用


私と夫は仕事の特性上、指示する立場にあることが多く、「自分でしかできない・他の人にはわからない仕事」を抱えていることが少なくありません。また、休むことにより、次に出勤した際の業務量が膨大になることや、(上でつらつらと偉そうに語りましたが、)私も夫も休むことで申し訳なく思ったり落ち込んだりしがちなので、なるべく業務に穴を開けないようにする、をモットーに病児の対応をしています。

具体的には病児保育室の利用や、民間の病児シッターの利用をしています。
4月からはほぼ毎回のように病児保育室を利用していました。居住地には2つほど病児保育室があるので、熱が出たらすぐに保育室を予約して預けていました。
予約が取れない場合は夫と、午前午後で早退遅刻をしながら、お互い半日は職場に行けるように調整しました。

出勤してさぁ仕事!と思ったらすぐ呼び出しがかかり、一度早退、その後子供を病院受診させ、昼過ぎに夫と交代、午後から再出勤、なんて日もありました・・・。
そのような日は心身共にすごく疲れます。
肉体的疲労を伴うと、さらに何のために働いてるんだろう、何でこんなことしてるんだろう、、。私が疲弊して、病児の子供の世話もできていないのに、、患者さんに優しくなんてできないよー(泣)なんて悲しい気持ちになることもしばしば。
もちろん、患者さんには私の家庭の事情なんて関係ないので、患者さんの前では気分のムラなくいつも通り接するように心がけています。
でも、移動の階段や、トイレの中などふと1人になった瞬間に悲しくて涙が出ることもありました。。

病児保育室の利点

私が預けている病児保育室は公共の場であるため、子供と保育者が1対1にならないというところが利点だと思っています。子供はまだ小さく、自分のことを話せない状況なので、複数の目がある方が安心と考えていました。
また、小児科が併設している所でしたので、入院させているような感覚で、何かあれば医師の診察がうけられるというのは安心材料になります。
少人数制でゆったり保育してくれることや、家とは違うおもちゃがあるので、子供も体調をみつつ楽しそうに遊べていることが多いようです。

最初は初めての環境で慣れないですが、病児期間毎日預けたり、何回か通っているとお気に入りのおもちゃなどを見つけて楽しく遊んでいるようです。また保育士さんも同じ方なので、徐々に慣れて可愛がってもらえるのも良かったです。

病児保育室のデメリット

普段の通勤経路と異なるので、普段より移動に時間を要します。病児保育室に預け終わってから、さぁこれから出勤・・・と考えるとそれだけで「もう帰って昼寝したいよー泣」と心が折れます。笑
タオルや着替え、オムツなど持っていく荷物が多いです。
お弁当を持っていかなくてはいけないので、用意が大変です。(ただし、具合が悪いのでメニューは手抜き飯でもむしろちょうど良くてたすかっています。私はいつもふりかけおにぎりと味噌汁、あとは好きなお菓子を持たせています)

預けるにあたって、小児科医の指示書が必要だったり、記載する書類が多くて面倒くさいです。役所が関わってるから仕方ない・・・と念仏を唱えて気合いで乗り切ります。

病児保育室は可哀想なの?

病児保育室は可哀想という意見も目にしたり、周りのママさんパパさんでも、そのような意見を持っている方は少なくなく、実際医師同士の夫婦でも体調不良時はお休みをとって自宅でみていらっしゃる方もいます。

私も、「具合が悪い時ぐらいは、家でゆっくりママと過ごす時間を作りたい」とは思うのですが、その考え方では私の家庭では仕事と育児の両立ができないので、考えを変えることにしました。
前述した『無意識のバイアス』ですが、我が家では『こだわり』と呼んでいます。

譲れない育児のこだわりはありますが、『捨てることのできるこだわりは早く捨てたほうが楽になる』というのが、私がこの1年半で実感して、今まさに掲げてるスローガンです。

利用には:
私の居住地では満1歳以上からで、役所での事前登録が必要でした。

民間の病児シッターサービス

まだ1度しか使っていないので、断定的なことは言えませんが、とても楽でした。
自宅に保育グッズはたくさんあるので、荷造りする必要なく、重い荷物を持ち運ぶ必要もありません。
事前書類は書くのがややめんどくさい印象でした。
入会金や年会費は比較的高額ですが、その分急な対応もできる限りしてくださるので、安心材料になりそうです。

我が家は病児保育室一本でこれまで乗り切っていたのですが、ある日、感染症流行期に病児保育室が満室で預かり手がなく、お互いに業務調整が難しい日だったので、子供をどうするかで夫婦喧嘩が勃発し雰囲気最悪になったことがあったので、、。
やはりもうひとつ使えるサービスがあった方がいいかなと思い、やや高額ですが申し込んでみた次第です。

これからも何回か利用してみようと思います。

参考文献

あい/あこ/さゆ/のま/まみ:先輩ワーママと考える 仕事と育児のちょうどいいを見つける本. ハガツサ, 2023年

こちらの本は5名のワーキングマザーが共著した本で、雑談形式だったり、それぞれの経験段から子育ての最初の躓きや悩みを、項目ごとにわかりやすく書いてくださっています。
それぞれの項目毎に、①陥りやすい無意識のバイアス、②正確な情報、③経験談などの対処法を記載しています。正確な情報からは冷静に物事を捉えることができるのでとても嬉しいです。女性的な思考だとは思いますが、正確な情報よりも経験談などの方が想像しやすく、不思議と頭に入ってきやすいですよね。なので全体としてはポップにさらさらーと読める本でした。
複数人で書いているところも、偏りが少なく均一化していて良いところだと思いました。(先輩ママさん方、忙しい中素敵な本をありがとうございます!!)

さいごに

なんだか咳がでてるなーとか
なんか鼻水がでてるのなーとか
今日は少しご機嫌良くないなぁとか
些細な体調の変化には気がつきますし、「あぁ、熱が出る前に休ませてあげたい」なんて息子に語りかけるけれど、仕事を休むことができずに無理矢理預ける日々です。

息子には私しかいないのに、、何のために仕事をしているのかと自問自答したり、仕事が嫌になることもありますが、うまくいっている時はやりがいもあって好きな仕事です。
もちろん息子や夫のことは何よりも大好きです。
自分の精神や身体もとても大事です。
いずれも大切にしながら、可能な範囲でやりくりしていきたいです。

病児の対応、毎回大変で悩むことがいっぱいあります。偉そうに語っていますが、、子供に寄り添えない時もあり辛いです。
皆さんはどうされていますか?
なにかコメントや意見をいただけると嬉しいです。

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