ドラゴンズドグマ2クリア&評価?!! 擬似リアル感がすごかった!
こんにちは。
今回はゲームの話です。
先日、今年の3月21日にカプコンより発売され、4月あたりからずっとプレイしていた「ドラゴンズドグマ2」をクリアしましたので、いつものように個人的な評価をしたいと思います。
プレイ時間は150時間程度でした。
4月からプレイしていたと言っても、その時期、同時にプレイしていた「FF7 REBIRTH」や6月の終わりから集中してプレイした「ELDEN RING DCL Shadow of Erdtree」に時間を割かれて、9月からようやく後半部分を再開して無事クリアすることができました。
いつものように、単にクリアするだけでなく、全てのクエストを実行し、また探究心の証のようなコレクションアイテムをある程度は集めてから、納得のいく形で完了することができました。
1. 業績
さて、まずは「ドラゴンズドグマ2」の業績をみていきましょう。
カプコンの発表によると、5月末時点で、全世界で300万本の累計販売本数を突破しています。
発売直近の4月2日の時点で250万本の累計販売本数があったようです。
また、シリーズ全体の累計売上本数も4月の時点で1000万本を超えたという発表もありました。
このシリーズというのは何かと調べてみると、以下のようなタイトルが過去に発売されていることのようです。
・ドラゴンズドグマ(PS3など)2012.5発売
・ドラゴンズドグマ ダークアリズン(PS4など) 2013.4発売
・ドラゴンズドグマ オンライン(PS4など)2015.8発売
「ドラゴンズドグマ2」単体で300万本ということは、まずまずの成功ととらえて良いかと思います。シリーズ累計1000万本はこれはすごい数字です。「ドラゴンズドグマ」もビッグタイトルの一つなんですね。
2. 概要
それでは、評価の前に「ドラゴンズドグマ2」の概要を説明します。
まず、公式からのゲームの説明文をひろってみます。
王道ファンタジーの世界で自由な冒険を楽しむプレイヤーの想像に応える多彩なアクションと1人プレイなのに「他の誰かと冒険する楽しさ」が味わえるゲーム体験
<ストーリー>
始まりは地の牢獄。失った記憶の奥底に竜の声が響く。
汝、覚者となり我を討て。其れこそ世界の理なり。
人の王国と獣人の国、二国の思惑と因習の狭間で一人の英雄が、為すべき使命を思い出す。
ということで、ゲームの舞台は竜やクリーチャーが多数存在する世界で、そこには人間の王国や村もあれば、獣人の国もあります。主人公は、竜に心臓を獲られた「覚者」という特殊な存在で、記憶を無くした状態で始まり、「覚者」に付き添う部下である3名の「ポーン」とともに、この世界の謎に挑むために各地を冒険して回ります。
舞台設定は割と古典的なRPGの世界ですね。普通のアクションRPGと違うのは、通常であれば、マルチプレイで友人などと一緒に冒険をするようなイメージで、ゲーム内のAIである「ポーン」を選んで、その「ポーン」たちと会話しながら旅ができるというところです。
3. 良かった点
それでは「ドラゴンズドグマ2」の評価に入ります。まず、良かった点を6つあげたいと思います。
(1)ストーリーが結構深い
(2)ポーンが親しみを持つ存在となる
(3)複数の職種をスイッチしながら多様な技を使える
(4)自由探索が楽しい、探索できる範囲が広い
(5)コレクションアイテムを集めることも目的となる
(6)擬似リアルな感覚
(1)ストーリーが結構深い
ヴェルンワース王国と砂漠の国バクバタルがメインのエリアですが、そこに住むNPCキャラクターがそれぞれ悩みを抱えており、個別クエストを行うと、次のような個々の登場人物のそれぞれドラマチックな人生に寄り添うことができます。
ウルリーケ(女性)
ナデニア(獣人女性)
ブラント(男性)
ディーサ(女性)
メネラ(獣人女性)
ヴィルヘルミナ(女性)
スヴェン(男性)
グリンドール(エルフ族男性)
ドゥーラン(エルフ族女性)
レンナルト(男性)
シグルト(男性)
ブレン(男性)
ラグナル(男性)
ヴァルデマル(男性、法務官)
他多数
メインクエスト 20
個別クエスト 52
加護なき世界クエスト 9
(個人調べ)
また、物語全体としては、この「ドラゴンズドグマ2」の世界が、実は本当の世界ではなく、誕生と消滅を繰り返しているループのような円環であり、主人公はその円環から抜け出す選択肢があります。
例えば、ハーヴ村に漁師の親父がいるのですが、彼が次のようなセリフをしゃべります。
「おまえさんにはわからないかもしれないが、この世界は本当の世界ではないんじゃ。」
「ドラゴンが出ては倒され、平和が戻ったと思ったらまたドラゴンが現れる、同じことの繰り返しじゃ面白くないだろ。」
これを聞いた時は、まるでゲームの外から話しかけられたようでゾクッとしましたね。
ストーリーは終盤にさらなる驚きの展開となります。ゲームのエンディングを迎えて、エンドロールが流れている場面である人物に話しかけると、「表ゲーム」から飛び出して「加護なき世界」と呼ばれる「裏のゲーム」画面となります。
その世界では、今までのような主人公をサポートするシステムが一部壊れた世界となっています。
海が枯れ、空が暗くなり昼と夜の区別がなくなる
4日目からマップが消滅する
10日目から宿屋での回復ができなくなる
死んでも直前からやり直しできない
移動手段が限られる
出現する敵が強力になる
この「加護なき世界」は、普通にプレイしてエンディングを見て終わると出現しないモードです。
さすがにこの仕様は、事前に攻略サイトや先人のYouTubeを見て、この世界に入りました。
そして、この「加護なき世界」のラストが「ドラゴンズドグマ2」の真実のエンディングとなります。
どうですか?深いですね。
(2)ポーンが親しみを持つ存在となる
「ドラゴンズドグマ2」が他のアクションRPGゲームと大きく違うのが、この「ポーン」のシステムだと思います。
主人公はまず最初に自分のメインポーンを一体キャラクリできます。そのメインポーンは物語の最後まで主人公と一緒に過ごします。
特にゲーム内で朝起きた時に「よく眠れましたか?」と言ってくれたり、こまめに話しかけてくれるので、NPCですが相棒のような感じがします。
そして、メインポーン以外に、リムストーンというポーンの石から2体、好きなポーンを選択して、連れとすることができます。このサポートポーンは自分のレベルが上がったり、気分を変えたい時にいつでも変えることができます。
そして、このポーンシステムがすごいのは、サポートポーンは実は他の世界中のプレイヤーがクリエイトしたメインポーンを借りてきているという仕様となっています。
サポートポーンを変える時に、今まで一緒だったサポートポーンに贈り物をすると、それがそのポーンの所有者であるプレイヤーに渡ります。
このようにして、世界中のプレイヤーが意識せずに、自分のポーンを貸し借りしているわけです。
さて、話をメインポーンに戻します。
メインポーンは先ほど話した真エンディングで非常に重要な立ち回りをします。そして、その真エンディングはいくつかバリエーションがあり、その時のメインポーンとの間の好感度によって分岐します。
私は事前にその仕様を調べて知ることで、物語を終える前にメインポーンの好感度をマックスにあげて、感動の真エンディングを見ることができました。
(3)複数の職種をスイッチしながら多様な技を使える
他の冒険もののアクションRPGでは、確か自分の職種は一定期間変えることができないものが多いと記憶していますが、この「ドラゴンズドグマ2」はジョブギルドという場所やキャンプなどで簡単に職種を変えることができます。
以下が10の職種の一覧です。
ファイター
アーチャー
シーフ
メイジ
ウォリアー
ソーサラー
魔剣師
幻術師
マジックアーチャー(後半)
アリズン(後半)
それぞれの職種で6-8程度の個別技があり、ランクアップしていく必要があるため、全部の職種を最高ランクにすることは1周では無理かと思います。多分、周回をする際に、レベルが引き継がれるため、何周かして、全部の職種を極めることができるようです。
ちなみに私が主に使っていた職種は前半は攻撃力が強いシーフ、後半はマジックアーチャーを多用していました。ただ、中盤に他のジョブも気分転換にやってみようと思い、ソーサラー(魔術師)とアリズン(マルチジョブ)も最高レベルに上げてみました。私のメインポーンはアーチャーを極めていました。
このように気分によって色々な職種、武器で遊べるのは楽しいですね。
(4)自由探索が楽しい、探索できる範囲が広い
まず、マップ上、街や村と呼べるエリアが8つあります。
王国ヴェルンワース
砂漠の国バクバタル
メルヴェ
国境監視団宿営地
名無し村
ハーヴ村
聖樹の里
関所宿場町
これらの街や村は街道でつながっており、オープンワールドのゲームとして、自由にどの場所にでも行くことができます。そして、これらの街道沿いにはかなりの数の洞窟があり、岩場や滝、そして海辺などの自然のエリアの多く、1周目のプレイでは全部見切れないほどでした。
そして、この自由探索を楽しくさせているのが、後で説明するコレクションアイテムです。
宝箱、探究心の証、龍の鼓動の欠片などが各地に点在しているのです。
今回、私が特に探索で楽しかったのは街中の探索です。ジョブを魔法使いにするとフローティングという魔法が使えて、短時間であれば飛行することができます。この力を使って、王国ヴェルンワースの家々の屋根に登ってみたり、塔に上がることができます。
そして、そうした屋根の上のベランダに宝箱があったりするのです。
こうした浮遊探索は中盤からできるようになるのですが、とても楽しめました。ストーリーと関係なく、屋根があると登って、そこからの景色を楽しみながら浮遊していました。
また、後半になるとレベルも上がり、戦闘のやり方も慣れてくると、ドレイクと呼ばれる大型の竜を倒すことも探索の一つになります。
マップ上8つくらいの特定エリアにドレイクが生息しており、そこまで行って竜を倒すと、竜血晶という重要なアイテムをドロップします。そのような竜退治も楽しめました。
(5)コレクションアイテムを集めることも目的となる
「ドラゴンズドグマ2」には重要なコレクションアイテムとして、次の2つがあります。
竜の鼓動の欠片
探究心の証
竜の鼓動の欠片は3つ集まると「竜の鼓動」という、死んだ時の回復アイテムとなります。この「竜の鼓動」は自分だけでなく、NPCが死んだ時にも生き返らせることができるため、重要なアイテムです。
「探究心の証」はマップ全体で240個、色々な場所に落ちているアイテムです。この「探究心の証」は単体では意味がありませんが、ある程度の数が集まり、それをジョブギルドという場所に持っていくと、そこでしか手に入らない重要なアイテムなどに交換してもらえます。
そして、この地面に落ちている「探究心の証」は通常では、非常に見つけづらいのですが、中盤になると幻術師という職種のスキルで「探知」というスキルが身に付きます。
「探知」は他の職種に変えても継続して使えるスキルなので、それをオンにしておくと、なんと「探究心の証」が落ちている近くで音がなるのです。
メインストーリーをほぼやり終えて、最後の探索の際に、かなり時間をかけてこのコレクションアイテム「探究心の証」を探す旅をしていました。こうしたストーリー以外の楽しみも、やり始めると結構、やめられなくなりますね。
(6)擬似リアルな感覚
「ドラゴンズドグマ2」が他のゲームの世界観と圧倒的に違うなと感じたのが、この擬似リアルです。
このゲームは朝、昼、夜、夜中と時間経過で現実と同じように環境が変わります。特に街道を街から街に歩いている際に、夜になってしまうことが度々あります。そうすると、現実の山の中のように、周りは真っ暗、虫の声や狼の遠吠えが聞こえ、そして空には無数の星が見えます。
しかし、どこにクリーチャーが出てくるかわからない闇の恐怖もあります。ただ、ポーンたちと一緒に旅をしているため、クリーチャーが出てきても自分ひとりではないという安心感はあります。この感覚がものすごくリアルなのです。
「ドラゴンズドグマ2」はこの擬似リアルを意図的に追求しており、後述する移動の手段も、基本、徒歩であったり、高いところから落ちるとよく落下死したり、または、この世界に住んでいたNPCが死んだ場合には街の遺体安置所に置かれていたりします。
最近はプレイヤーがストレスを感じないように便利にできているゲームが一般的な中、多少の不便さを含みながら、擬似リアルを意図しているゲームは新鮮でした。
4. ストレスを感じた点
さて、続いては、「ドラゴンズドグマ2」の仕様で、これはどうなんだろう、と思われるポイントを8つ挙げたいと思います。
ただ、これらのポイントはおそらく製作者が意図的に作り出した不便さやあえてプレイヤーにストレスや危機感を与えるような仕様のため、一概に悪いとは言えませんが、私はストレスに感じたということです。
(1)セーブシステムが少ない
(2)デスペナルティがひどい
(3)落下死することが多い
(4)プレイヤーにとって序盤が非常にストレス
(5)ファストトラベルが高い
(6)クエストがわかりづらい
(7)竜憑きと呼ばれる破壊的な仕様
(1)セーブシステムが少ない
「ドラゴンズドグマ2」の手動セーブデータは基本的に最後の宿屋で宿泊した時のひとつしか保存できません。
つまり、例えば、探索の途中で死んでしまった場合は後述のデスペナルティを受けて直前からやり直すか、最後に宿屋で宿泊した時のセーブデータから再びプレイするしか選択肢がありません。
FFのような親切に設計されているゲームだと、セーブデータを複数つくることができるため、手動セーブした、いくつかのポイントから選んでプレイを再開することができます。
「ドラゴンズドグマ2」にはそのようなプレイ再開ポイントの自由度はない仕様となっています。
特に終盤の世界はもっとひどく、死んでしまうと直前に戻る機能もなく、その世界に入った時点からしかリスタートできないという鬼仕様でした。
このようなセーブデータを極力持たせない仕様は、何かのミスをした場合に同じクエストをもう一度やるという事態に陥るため、非常にストレスでした。
(2)デスペナルティがひどい
前述の、セーブデータが宿屋状態しかないことと裏腹に、死んで、直前からスタートすることを選んだ際、自分の最大HPが減少するというデスペナルティも酷かったですね。
前半、序盤、レベルも低い時に旅の途中で強力なクリーチャーにやられて、一度死ぬと体力が下がり、低体力のため再び死ぬと、さらに体力が下がりという悪循環が起きて、最終的に体力が1/10になって街に帰らざるを得ない時がありました。
これも、死の恐怖を味わうという仕様ですが、このデスペナルティは街と街の間隔が離れていて、道中が長いため、序盤はやりすぎのような気がしました。
(3)落下死することが多い
「ドラゴンズドグマ2」は下が見えているような高台から降りた場合も簡単に落下死します。そして落下死すると、前述のデスペナルティが効いて体力がどんどん下がっていきます。
また、この厳しい落下死仕様は主人公だけでなく、仲間のポーンもなぜか同様によく落下死します。
それから「ドラゴンズドグマ2」では海に入ると、なぜか赤い怪物に襲われて必ず死ぬ仕様になっているのですが、ポーンの場合、海辺で戦闘していると、よく勝手に海に飛び込んで死んでしまいます。
主人公は海に飛び込んでも、近くの岸で復活できるのですが、ポーンがよくいなくなってしまい、困りました。
また、高い建物の上で梯子でおりようと思ったら、行き過ぎてしまい、そのまま落下死した時は、とてもストレスでした。
(4)プレイヤーにとって序盤が非常にストレス
「ドラゴンズドグマ2」のストレスがかかるポイントであるセーブシステムやデスペナルティ、落下死は特に、ゲームに慣れない序盤に陥りやすいと言えます。
例えば、街を出て、次の町までクリーチャーから逃げたり、戦ったりしながら道中を抜けていく際に、まだレベルが低く弱いため、簡単に死んでしまうことが多いからです。
そうすると、デスペナルティが効いて、次の街まで辿り着く前に体力がつきてしまい、その前に宿泊した宿屋のセーブポイントまで時間を戻らされて、もう一度同じことをしなければならない状況になります。
これが連続すると本当に辛いですね。
ちなみに、中盤以降は、レベルが上がり、その辺のクリーチャーであれば、簡単に倒せるようになるため、ゲームの楽しさが格段に上がります。この初心者に対する辛い仕打ちを運営側もなんとか緩和しようと、最近のアップデートでノーマルモードの下にカジュアルモードというイージーなモードが追加されたようです。
(5)ファストトラベルが高い
このゲームは基本的に街から街への移動は徒歩で行くように、という仕様のようです。実はファストトラベルの仕様が次のように2つありますが、それぞれリスクがあるように作っています。
牛車に乗って移動
刹那の飛石
まず、100G程度払えば、牛車に乗って大きな街へは行けるのですが、これにも落とし穴を作っています。牛車に乗ると体感、3回に2回は途中でクリーチャーや盗賊団に襲われます。大抵は夜中に襲われるため、まず、こうした敵を倒すために、牛車から降りる必要があります。そして、戦っているうちに、ほとんどの場合牛車は破壊されます。(まれに残って再度乗れる場合もある)
牛車は大抵は道中の半分程度の場所で破壊されるため、暗闇の中、残りの道中を徒歩で移動することになります。
次に、刹那の飛石、という、これぞ正当なファストトラベルというアイテムがあります。ただ、この刹那の飛石、店で3日ごとに1個限定でしか売っておらず、しかも値段が10000Gという高価なものなのです。つまりこのファストトラベルアイテムは非常に手に入りにくいということです。
さらに、この刹那の飛石でファストトラベルする場合には、戻りの礎という着地点を示すアイテムの設置が必要となります。この戻りの礎は買うこともできず、ゲーム中は貴重品となりますので、どこにでも置いて目的地にするということができません。
結果的に、この刹那の飛石のファストトラベルは終盤まであまり使いませんでした。
このように「ドラゴンズドグマ2」ではファストトラベルという機能についてはプレイヤーに使って欲しく無いという意図が非常にみえる仕様となっています。これも擬似リアルを目的にした仕様ですが、はっきり言ってだるかったです。
(6)クエストがわかりづらい
「ドラゴンズドグマ2」にはクエストの掲示板のようなものはありません。たくさんのクエストがプレイヤーがある場所に、ある時期に行った時や、ある人物の近くを通った時に発動します。つまり、わかりづらい。
また、それだとゲーム内にどれだけサブクエストがあるか全くわからないため、攻略サイトを見て、ひとつずつこなすしかやり方がわかりませんでした。
メインクエストもサブクエストも、もう少し一覧性や発動をわかりやすくしてほしかったですね。初見では、サブクエストなどは殆ど気づかないで、ストーリー終わる可能性があります。
(7)竜憑きと呼ばれる破壊的な仕様
この「ドラゴンズドグマ2」には当初、世にも恐ろしい仕様が隠れていました。それが「竜憑き」と呼ばれる仕様です。ゲーム開始時にプレイしていたプレイヤーが何人かこの「竜憑き」に巻き込まれ、ネットで発信したり、動画をあげたことによってわかりました。
この「竜憑き」は、主人公のチームのポーンがかかる病気で、ランダムに感染し、この状態で宿屋で宿泊すると、なんと街の人間が全員死んでしまう、というものでした。
この話を聞いた時には、はっきり言ってびびりました。
パンデミックの時代とはいえ、ここまで擬似リアルにする必要があるのかということです。さらに街の人間が全員死んでしまうと、その街で発動するクエストが全てできなくなります。これはひどいですよね。
ただ、この仕様はあまりにひどすぎるだろうということで、その後、運営側からのアップデートにより、「竜憑き」が起きる確率は格段に低くなったようです。また、この「竜憑き」が発生する初期段階での症状をゲーム内で広く知らしめ、対策(「竜憑き」のポーンを殺す)も周知されました。
私は、実は中盤に、ポーンの一人に「竜憑き」症状が起きましたが、その時は仕様を理解していたため、対処して、事なきを得ました。こうしたゲーム性を破壊してしまう仕様はセーブがきちんとできないことと合わせて、ふさわしくないと思います。
5. 総評
さて、このように良い点もストレスのかかる点もある「ドラゴンズドグマ2」ですが、中盤以降はゲーム展開が非常に楽しいゲームとなります。また、終盤にさしかかると、物語のスケールの大きさに驚きます。
そして、真のエンディングを迎えた後は最高の爽快感があります。
つまり、序盤は少し辛いけれども、それを乗り越えると、めちゃくちゃ楽しいゲームになるということです。これはゲーム設計上意図したことなのかも知れませんね。
そして、このゲームは一人でクリアするものではなく、自分をずっと支えてくれるメインポーンと他の2人のポーンを加えた仲間と進めていく、というスタイルが非常に良かったと思います。
ゲームをクリアした後、もう一度、自分のポーンに会いたいと思い、思わず2周目を選択して、しばらくやってしまいました。
この「ドラゴンズドグマ2」の「仲間との旅スタイル」は結構アリだと思いました。
結論としては、最後までやれば非常にクオリティの高いゲームです。このゲームにトライする方は、最初は少し辛いですが、頑張って最後までやりましょう。
それでは。