久しぶりの大阪出張で驚いた「スマートEX」と「モバイルSuica」の万能さ?!!
こんにちは。
先日、かなり久しぶりに大阪に出張することになりました。今までは当日、早めに駅に行き、みどりの窓口で乗車券と特急券を購入して乗車していました。
ところが、最近はこうした紙のチケットではなく、電子チケットでキャッシュレスが主流ということで、私も遅ればせながらJR東海のシステム「スマートEX」を利用してみることにしました。
すでに使われている方も多いかもしれませんが、私は今回初めて利用して衝撃を受けたので、色々と調べて整理してみました。
まず「スマートEX」の説明を見てみましょう。
「スマートEX」とは年会費無料で始められる東海道、山陽、九州新幹線のネット予約サービスです。簡単な登録だけですぐに新幹線の予約ができます。
ポイントとしては次の4点と書いてありました。
・年会費無料ですぐ利用可能
・予約変更は何度でも手数料無料
・交通ICカードで乗車可能
・早めの予約でお得な早特商品が利用可能
早速、PCで会員登録して、すぐに新幹線を予約することにしました。
まず簡単な検索で当日のちょうど良い時間帯の「のぞみ号」を見つけることができました。そして、その後、驚いたことに、座席表と色で空いている席がわかるようになっており、そこから席指定ができました。
映画館や飛行機などではこうしたネットからの座席予約が普通にできますが、ついに新幹線でも直接ネットでできるようになったのですね。窓口では、いつも係の人と窓側で隣が空いている席など探してもらっていましたが、このシステムを使えば一気にわかります。
また早めに予約したため(それでも数日前)早特料金が使えて、なんと通常よりも安く購入することができました。
購入と同時に登録したクレジットカードによりキャッシュレスで支払われます。
次にチケットレスです。
「スマートEX」では、あらかじめスマホに入っているモバイルSuicaの番号を登録することができます。これによって、なんと乗車券が不要となります。
「スマートEX」の本当のスマートさは、キャッシュレスの予約だけでなく、スマホを改札でかざせば、チケットレスでスピーディーに改札内に入れるシステムではないかと思います。
そして、さらに言うと、新大阪に着いてから在来線に乗り換える時、精算の窓口に行く必要がありましたが、そのまま乗り換えの改札にスマホをかざせば、勝手に精算してくれて、在来線で大阪駅にいくことができます。
ここで効いてくるのが、Suicaの全国相互利用サービスです。
現在、Suicaは関東だけでなく、以下のような、ほぼ日本全国の私鉄も含めた在来線で使えるシステムとなっています。
・JR東日本エリア
・首都圏のPASMOエリア
・JR北海道のKitacaエリア
・名鉄、名古屋市交通局のmanacaエリア
・JR東海のTOICAエリア
・スルッと関西協議会加盟社局のPitapaエリア
・JR西日本のICOCAエリア
・JR九州のSUGOCAエリア
・西鉄等のnimocaエリア
・福岡市交通局のはやかけんエリア
上記等の鉄道、バス、お店
私はその後、淀屋橋から新大阪まで地下鉄で行きましたが、それもしっかりSuica相互利用対応していました。
とにかく都市圏であれば、現在はスマホに入れたモバイルSuicaだけで新幹線も在来線も、そして多分バスも全部キャッシュレス、チケットレスで乗ることができます。
日本もここまで進んだのですね。
さて、「スマートEX」に話を戻すと、こちらのサービスの盲点は、お年寄りや子供さんなど家族で旅行や移動する時です。このシステムは基本的に全員がSuicaのICカードやモバイルSuicaを持っていることが前提となっているので、例えば、そのうちおじいさんと子供などがそれを持っていないと紙のチケットを発行することが結構大変らしいです。
あくまでSuicaのICカードやモバイルSuicaを持っている人向けのサービスです。その辺り注意が必要ですね。
さて今回、私は車内で集中して仕事がしたかったので、グリーン車を利用しました。
実はグリーン車では2023年10月で車内のワゴンサービスが終了したそうです。その代わりなのか、同じく昨年11月よりグリーン車ではモバイルオーダーサービスが始まりました。
今回、私は久しぶりの新幹線なので、このモバイルオーダーサービスも初利用です。各座席にモバイルオーダーサービスのしおりが見れるようになっており、そこに表示されたQRコードをまず読み取ります。
するとシステムの画面となり、そこで乗車した便、車両、座席番号を入力して飲み物を注文してみました。すると、10分ほどでパーサーがコーヒーを運んできました。支払いはもちろんモバイルSuicaです。
このサービスも不定期にやってくるワゴンを待つ必要がなく便利ですね。
メニューには飲み物とアイスクリームくらいしかありませんでしたが、昼食時などは食事メニューもでてくると良いですよね。今後に期待したいと思います。
この、スマホ一台あれば全国どこへでも「ピッ」で行けてしまい、さらに物販もできてしまう万能サービス、出張時には一度利用してしまうと便利すぎて、もう紙や窓口には戻れませんね。
それでは。