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お友達へのお手紙

魂、心、旅

魂の強度、輝きというのは、本来、誰でも同じです。平等です。ただ、心の強さ、性質というのは、個体差がある。環境や持って産まれた個性、特性で。生まれつき、身体が弱い人がいるのと、同じこと。悲しいことだけど。だから、魂と深く繋がっていることが大切です。魂と心が連動するように保つこと、魂の輝きを曇らせる移り変わる心の変化にとらわれずにいることが、大切です。心や知性は、魂を曇らせないように磨くために使うものです。心の層というのは、何重にもあり、その深度によって、心の在り方、見える世界というのは、異なってきます。深いところには、思いがけない恐ろしいもの、醜いものが潜んでいることもある。でも、それがあったからといって、それ自体が、魂の本質でも心の本質でもないです。あくまで、多様に織り成す心の全体の一部分ですから、それが終着点ではないので、とらわれる必要もありません。魂と深く繋がる掘削の過程で、表れる心の一側面です。それを理解し、それから学ぶべきを学べば、そこにとどまる必要もありません。

自分の置かれている、目の前に展開する現実は、その時の自分の心が、そのまま表れたものです。だから、目の前の現実が苦しいものなら、自分の心に抱える苦しみの表れだし、楽しい現実なら、心の楽しさが表れています。苦しい現実だったなら、その現実に対して、どう働きかけるか、どのように行動するか、で、心の苦しみも解消されますし、また逆に、その現実を苦しいと感じる心を分析し、よく理解することで、現実の見え方、表れ方も変化します。現実と心は、相関的に繋がっているので。そのように、現実を生きることも、その現実の中で自分の心を知ることも、自分の魂への旅路です。その旅路のお守りや方位磁針は、やはり自分の魂です。自分の魂を見失わないように、良い旅を続けてください。


ある日の蜂蜜色の夏の夕暮れ

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