Piece CHECK(2024-94) 対数不等式の表す領域
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こちらは、『Principle Piece』シリーズ一覧のページです(全分野そろってます)
1つの問題から、多くの問題が出来るようになるための考え方・手法、すなわち
原則(Principle Piece)
を出来る限り分かりやすく、そして詳しく言葉に落とし込んだ数学の問題集です。解答の詳しさはもちろんですが
「なぜそのような解答になるのか」が分かる
ことを、とにかく意識した参考書になります。
単元自体を未習の方も、本シリーズで最初から体系的に高校数学を学べます。そして、学習後の到達レベルは「難関大入試合格最低点レベル」です!
今回の問題
YouTube動画をUPしました。今回は京都大学から、対数不等式の表す領域の問題です。
思考時間は約10分、目標解答時間はそこから約15分です。
解説・原則など
問題文はシンプルで小問に刻まれてもいない。京大らしい印象を受ける問題です。
対数の式を見ると、底がバラバラです。真っ先に底の統一をします。
式を見ると$${x,y}$$のいずれかに統一したくなりますが、底に文字が入っていて不等式だと、場合分けが増えます。
そこで、今回はその他の候補として、真数にある2を底にとります。ここが第1関門。$${x,y}$$を底にとってももちろんできますが、場合分けの観点でいうとまあまあメンドウ。
底を2にして書き換えた式の整理が第2関門。
置き換えて分母$${X,Y}$$で通分すると、実は分子キレイに因数分解出来ます。これに気づかないとほぼムリ。。。
あとは分母を払うときの注意点。$${XY}$$をかけてはいけません。不等号の向きが変わるかもしれませんね。でも、2乗をかければ絶対に正ですから、その心配は不要です。
こういう対数不等式の問題でよく出てくる不等式です。
整理した式は4因数からなる不等式です。このように因数分解された形の不等式の領域は、1つおきに塗り絵すると簡単に領域が出せます。
こんなシンプル問題で、たくさんの原則が学べましたね。間違いなく良問です。
関連する拙著『Principle Piece』シリーズ
Principle Piece シリーズは、1つの問題から、多くの問題が出来るようになるための考え方・手法(原則:Principle)によって、「なぜその解法が思い浮かぶのか」「なぜ解答の1行目がそれになるのか」を意識して書き上げた参考書です。
大手ネットショップBASEでも、デジタルコンテンツとして販売しています。
解答
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