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改めて知りたいLGBTQsの基本①(性自認とは)

こんにちは!プリンセススクゥエアーの笠原です。
プライド月間ということもあり、改めてLGBTQsについて基礎からお伝えするシリーズの記事を書いてみたいと思います。


性自認とは

最初に理解しておきたい「性自認」「性的指向」の話をしたいと思います。

「性自認」とは、一言で言うと「自分自身をどの性別だと認識しているか」ということを表しています。

生まれた時に医師から判断された性別が「男」「女」だったとしても、その割り当てられた性別に強烈な違和感(=性別違和)を抱く人たちがいます。こういった方々を「トランスジェンダー」と言います。

例えば、子供時代に「男の子は水色、女の子はピンク」を与えられることが嫌だったと言う方もいらっしゃれば、学校の制服で本来の自分自身と異なる性別を着なければならず強い苦痛を味わったことで気づいたという方もいらっしゃり、気づくタイミングや気づいたきっかけはさまざまです。

ちなみに、同性を好きになる人の中には、「男性が好きなら女性になりたいのか」「女性が好きなら男性になりたいのか」などと言われることがありますが、「誰を好きになるのか」と「自分の性別をどう認識しているか」は全くの別物です。


法的な性別を変更する方法

トランスジェンダーの方の場合、手術やホルモン治療など体に大きな影響を及ぼす医療行為を行っても体を変えたり、戸籍に記載されている性別を変えたいと思う場合もあります。

ただ、これは簡単にできるものではなく、とても大きなハードルがあります。

法的な性別を変更するためには、

  1. 二十歳以上であること

  2. 婚姻をしていないこと

  3. 未成年の子がいないこと

  4. 生殖線がないことまたは生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること

  5. その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること

の5つの要件をクリアする必要があります。

4つめ、5つめの要件をクリアするためには、性別適合手術を受けなければなりません。性別適合手術は保険適用外で金銭的負担は大きく、また、手術前に望む性別として生活をしばらくの間してみてから、それでも必要であれば実施するなど、医師・医療機関の性別適合手術適応判定委員会の判断も必要となります。


トランスジェンダーの中にもあるさまざまな違い

トランスジェンダー、性別違和と一言で言っても、当事者の中にもさまざまな方がいらっしゃいます。

・MtF(Male to Female)/トランス女性:出生時に割り当てられた性別は男性だが、性自認は女性
・FtM(Female to Male)/トランス男性:出生時に割り当てられた性別は女性だが、性自認は男性

を思い描く方が多いかもしれません。しかし、必ずしも「女性・男性のどちらであるか」がご自身ではっきりしない方もいらっしゃいます。そういった方のことをXジェンダー、ノンバイナリー、FtX、MtXと表現することもあります。

また、手術を望む方もいれば、髪型や服装、名前など社会的にどちらの性別で扱われるのかを変えることでなんとか生活をしていける方もいます。また、恋愛をするか、恋人やパートナーはどの性別の方を望むかも人によって異なります。

トランスジェンダーの方を支援したいと思う方のことをトランスアライと呼びますが、できれば勝手に決めつけず、その方がご自身のことをどのように感じているのかを尊重しながらコミュニケーションが取れるといいですね。


トランスジェンダーのことをもっと知りたいと思ったら

もっとトランスジェンダーについて知りたい!と思う方がいらっしゃったら、ぜひこちらのリンク先を見てみてください。トランスジェンダーについての基礎知識から、よくある誤解、統計情報まで、丁寧に解説されています。

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