大好きな「春宵十話」スミレはただスミレのように咲けばよい。情緒が美しい人になれますように
10年くらい前に友人のリオさんにもらった文庫本「春宵十話」
私のお気にいりの本の一つです。
ピアノのミサ先生に貸していたら戻ってきました(好きな本をすぐに貸したがる私)
「まりりんちゃんらしい本だね」とミサ先生。なんだか嬉しい。
春宵十話。
もう「はしがき」から心惹かれるんですよ~。
作者の岡潔(おかきよし)さん、素敵すぎません?
人の中心は情緒だと世界的な数学者が言い放つんですよ!
スミレはただスミレのように咲けばよい、、心に染み入る言葉ですよね。
友人のリオさんは上の文章が気に入ったらしく、カフェで珈琲を飲みながら私に音読してくれた(音読好きな二人)。
リオさんの息子ちゃんは音大か東大か悩みに悩み、現役で東大にいってるから説得力あるわね。
息子ちゃんが幼稚園の頃は玄関前にカブトムシの幼虫ケースが山積みだったわよね~(笑)
私が好きな文は、、
日本人に生まれて良かったと思う。
でもその日本人の良さがどんどん失われつつある。岡潔先生が心配した通りだわね。
情緒が美しい。
素敵な言葉ね。。
岡潔先生は「情緒をきれいにするには他のこころをよくくむように導き、いろんな美しい話を聞かせ、なつかしさその他の情操を養い、正義や羞恥のセンスを育てる必要がある」と書いていらっしゃる。
情緒がきれいな人になりたいな。
今年の目標は「心静かに控えめに」だったけど、もう1つ加えて「心静かに控えめに。情緒をきれいに。」にしよう。
学生の頃、彼(今の夫)は「まりりんは俺の心の洗濯機」と言っていた。
私の心なんて自己中で我儘そのものなのに、夫にはきれいな心に思えていたのかしら?
結婚してからガッカリしたかな?
夫のためにも心がきれいになるよう頑張らなくちゃね(笑)
バレエもヴァイオリンもピアノも、自分の心をきれいにするために頑張ろうかなと思う(技術の上達は歳をとって益々難しくなるしね)
岡潔さんの言葉は胸に痛い。
私は自分の幸せばかり探してきたような気がする。
夫のほうがよっぽど回りの人達のために毎日頑張っている(夫のほうがずっと情緒が美しい気がする)
私は何か人の役にたっているのかな?
自分が楽しいこと、気持ちよいことばかり追いかけてきた。心地よい音楽の中で本を読んだりお菓子を食べたりしてふわふわ生きているのが好きな私。
バレエやヴァイオリンで心を綺麗にしたら少しは人の役にたてるのかな?
よくわからないけど、とりあえず今年の目標は
「心静かに控えめに。情緒をきれいに。」
怠け者の私はせめて情緒がきれいであるよう毎日心がけましょう。
大好きな美しい日本のために。
大好きな夫のために。。
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