<ものづくりの話 いい商品とは>

<ものづくりの話 027>
高校生関連ネタがいくつか続いたので、勢いでエントリー。
マヨネーズネタをした次はいい商品ってなんだ?を考えてもらう。
いい商品って言っても、いろんな価値観があるので私が考えるいい商品限定。
課題は2つ。①小さい頃からずっと好きで食べ続けてるもの。
②長く愛用してるもの。をそれぞれ発表してもらう。

基本的に授業では自分の意見を発表する場を設けるようにしている。
最初はもじもじしていた生徒たちも段々上手く話せるようになってくる。
機会を与えてあげれば伸びるんだよなあ。

さて、老舗が考えるいい商品とは?
やっぱり長く愛されるもの。
うたかたのように消えていく何千何万のコンビニの新商品のようなものにはしたくない。
せっかく長い時間を費やしてみんなで考えるんだもん、一瞬で消えるのは嫌だよねと。
生徒たちが発表してくれた商品にはそれにまつわる個人的なエピソードがあって、それぞれの思い出が詰まっている。
本当にいい商品はその機能だけを買っているんじゃなくて、その周りにある情緒的なものに愛着を持って購入していることがわかる。
そこには金銭的な価値以上のものを感じている。だから、腹一杯より胸いっぱいになる商品にしよう。
面白いとか斬新とかも大事だけど、みんなの思いが詰まった商品を作ろうぜ!と。

そうして、自分たちの「伝えたい思い」を探す旅が始まる。

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