<ものづくりの話 問題は今日の雨パート2>
<ものづくりの話 009>
だけども問題は今日の雨 型がない
煎餅を焼く型の職人さんがいなくてもうできないのである。
ハサミの部分を曲げる技術が失われて久しいそうだ。
煎餅屋は続いても型屋さんがいなくなっては形無しである。
現在、伝統文化ではこういった職人を支えるための周辺の職人技がどんどん失われている。
道具類はどんどん機械化されて手仕事が少なくなって来て商売として成り立たないところも多い。
田中屋の煎餅の型なんかも新しいので昭和50年代のもの、古いのは戦後すぐとかのも現役だ。
戦前のものもあるし、一応使える。
いいものは壊れないから、買い替え需要も少ない。
当たり前だが、先輩の職人さんから型は大事に扱えと厳しく教えられる。
現在あるものだけで将来続けていかなければいけないとなると
深刻すぎて、また頭を抱えざるを得ない。
最近鳴門鯛焼きさんが一丁焼きのお店をチェーン化してるので
もしや技術が復活できたのか???
これは調べたいんだけど、ルートがわからん。
自分の代のことだけを考えていればいいわけではない。
次の世代のことを考えなければいけないもうすぐアラフィフだ。
機械化も視野に入れなくてはいけない時期に来ている。
道具の問題、職人の問題、解決していかなければいけないことがまだまだ多い。
機械化するって決めたからっておいそれと機械化できるもんでもなかろう。
それなりの準備期間が必要で、資金的にも準備が必要だ。
時が来てしまってからでは遅い。
〜いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった〜