<経営の話 ヘッポコ武術の危機>

<経営の話 036>
いろんなとこから危機感が足りないとご指摘をいただく。
どうやら周りからは飄々とテキトーにやってるように見えるらしいw
危機感を煽りたがる人は一体なんなんだろうか??
私は危機感が嫌いだ。なるべく楽しい方がいい。
18年前、ヤバい潰れると思ったが
ずっと危機感を持って事に当たったわけではない。

ヘッポコだが、武術を稽古している。
武術というのは危機に対応する技術である。
ルールなんてない。
いきなり首根っこに刃物を突きつけられた絶体絶命の状況を想定して
何ができるか?どうやって生き延びるか?を稽古していく。
だが常に危機感を持ってやるものではない。
いつも敵が襲って来る危機感を持って暮らす武術家がいたら
きっとバカにされるだろう。

危機的状況に陥った時、ビクッとして身体が固まってしまう人がほとんど。
横隔膜が上がり、呼吸が苦しくなり、筋肉はこわばる。
いや、別に刃物で襲われなくても、絶体絶命な状況じゃなくても、
ちょっと嫌な事言われただけでそんな反応は日常的に起こる。
情けないけど、ホントに毎度毎度そうなる(涙)
その反応をいち早く解除し、「普通に」動けるようにする。
動ける余裕を見つける。被害を最小限に抑える。
逆にいつも危機感持って緊張していたら動きたい時に動けなくなってしまう。

いつでも動ける状態の身体にしておけるようにと日々稽古している。
なかなか上達しないけど、そういう視点を得られたのは大きい。
という意味で危機感もそれはそれで楽しんでる!


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