見出し画像

【殴り書き】どんな色

今日はリアタイで聴こう!そう思ってたのに、パッと目が覚めたのは3時前だった。

キングオブコント2024で、ラブレターズが優勝した。
お茶の間に衝撃を与えたキングオブコントの西岡中学校のネタは13年前。
その後、幾度となくキングオブコントの舞台に挑むも、優勝には届かず。
オードリーのオールナイトニッポンにもよく登場するラブレターズなので、少なからず応援していたこともあり、今回優勝したのはすごく嬉しい。
あ!今日はリアタイで土曜日だから、この後ラジオできっとこのことに触れるじゃん!
12時前にそんなことを思って、イヤホンを耳につけ、準備をしたが、ウトウトとしてきて、電気を消したら眠ってしまっていた。

で、ふと目を覚ましたら3時前。
チーン。聴き逃した。
正直、ほとんどはradikoで、タイムフリーで振り返って聴いているので、ただのいつも通りなんだけれども、実行できなかったとなると、ホテルでのパーティに参加したのにほとんどご飯を食べれなかった時くらい悔しい。
なんだか目も冴えてしまったので、キングオブコントの感想でも拾ってみるかなと、Xで色んな人の感想を追ってみた。

すると、R-12018王者の濱田祐太郎さんのポストで
「キングオブコント見てる。
ロングコートダディさんのネタ、もし俺の目が見えたら2番目に出てきた花束を見てみたい。」
という一言が目についた。

濱田祐太郎さんは、盲目の漫談師。
それを逆手に、いや、個性にしてお笑いの舞台で、研ぎ澄まされたセンスを発揮している芸人さんだ。
彼の言う「ロングコートダディさんのネタの花束」というのは、ロングコートダディの1本目のネタで、花屋さんに花束を買いに来た兎さんがいやーな客で、堂前さん扮する花屋の女性店員さん(リアルにこう言う雰囲気の女性いる)が持ってくる花束に文句を言って花を変えさせる、カスタマーハラスメントのネタだ。
様々な花束を提示しては、断られどんどん兎さんのヤバさが際立ってくるめちゃくちゃ面白いネタで、花束自体もいろんな色の花束を持ってくるので、わかりやすく、それでいて、堂前さんが花言葉というテイでやり返したり、溢れ出る苛立ちを細かいマイムで表現したりしていて、1本目に彼らが登場したのが非常に惜しかったなあと思えるほどに好きなネタだった。
いや、2本目の決勝ネタも面白かったけど。


で、濱田祐太郎さんの投稿に戻る。
花束をみてみたい、ときた。


濵田さんのコメントはいつも、思わず膝を打ってしまうほど秀逸で、失礼な言い方になるのは百も承知だけど、まさにその視覚障がい者という「個性」を上手く生かしている。
特段、ネタを全て追ってる!というほどのお笑いファンというわけでもないし、彼の熱狂的なファンということではないのだけど、同い年ということもあってか、彼に興味はある。

花束をみてみたい、、、か。
彼らにとって、花束というものは
どういう風に象られていて、どういう風に彩られるのだろう。
花の色、花の形、束になった時の総合的な美、それをみた時の感情。
色のない世界を僕は知らないので、言葉にするのは非常に難しいのだけど、彼らにとって、世の中のあれそれはどう「見えている」のだろうか。
そもそも、青や黄色、赤にオレンジ、この辺の色をどのように伝え、どのように感じるのだろうか。

そんなことを考えだしたら、再び眠れなくなってしまった。なので、今文字にしている。

なんとなく、このことを書き記したくなったから。

そしてやっぱり、芸人さんはすごい。


物想いに耽る夜。
万物の創生は、夜だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?