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廃墟


 「自分が居場所」が廃墟すぎて、自分が居場所だなんてとんでもないわ、とおもってしまった人がいるかもしれない。

 自分に自信がなさすぎたり、自分が嫌すぎたり。

 いつでも今すぐ自分から逃げだしたい、という気持ちがざわついていたり、実際、自分を忘れられる何かに、いつでも隙さえあれば、ロックオンしている人も多いのかも。

 自分自身のなかが廃墟の原因、その廃墟の壁や絡まった蔦は、自分自身ではなく、外からうけとった、あるいは魂がはるか昔に負った傷だったりして、自分自身ではどうしようもない、自覚もない、手のつけ方がわからない、要因である可能性がかなりあるのを感じる。

 感受性が強ければ強いほど、自分自身を覆い被せるように、蔦は生い茂り纏わりついて、自分で自分を見ることができないように、いつまでたっても自分に逢えないように、蓋をして、見失わされているかもしれない。

 自分自身に辿り着けないほど覆われてしまった闇のなかを、その奥に愛があるからといって踏みこむには、あまりにも絶望的なトンネルの暗闇を、どこまでも歩かなければならない気がするし、辿り着ける保証も感じられないし、絶望の暗闇のトンネルに一歩を踏み込むことなど、絶対無理だ、というマインドになってしまっている人もいるだろう。

 そんな心境でも、勇気をふるいたたせて、藁をもすがる気持ちで、闇のトンネルを目の前に絶望している人が、今この宇宙noteにたまたま気づき、もしかしたら、ドギマギしながら、トンネルの入口をウロウロしている、のかもしれない。


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宇宙マッサージを 14年しています。 これまで 珍事のような体験や 神事のような目にみえない領域を どこまでも体感していく 人生を 宇宙…

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