ひび

　ねんまつねんし、いろいろありすぎて、ほんとうにおいつかない。

　あまりにもこいひび、あまりにもふかい一瞬一瞬、いちにちをこえるのが、こんなにもながく、たいへんだったりもすることは、かつてなかったな。

　それは、現世だけではない一瞬一瞬を、いきる、しんのいみの、ぱられるふろうをはじめてしまったからなのだとおもう。

　過去世未来世ブレンド、といいはじめてからのひびのひびきは、かききれるとしたら、じょうだんじゃなく、なんおくねんかかってしまうかもしれない。

　それほど、みんなかけあしで今世だけをいきているのだろう。
　ぼくも、みてみぬふりをしながら、現世のぺーすをいきることをなりわいに宇宙タイミングをバランスしつづけてきていた。

　この一瞬一瞬をいきることをみんながしていたら、まえのじだいの経済はかくじつになりたたないから、みえないようにされてしまっていたのかもしれないとおもえるほど、ほんとうは、みんな、いまも、たいへんな、かけがえのない、むげんの一瞬一瞬をすごしているんだよ、といいたい。

　あなたが、いま、そのからだで、そんざいすることが、どれほどのきせきかということを。