アン ビエント (京都) 中
蔵をあとにし、烏丸御池の餃子屋さんでランチ。
歩いて、サンガインセンスへ。
なつかしすぎる、お店をもったことは知っていたけれど、ちょうど同時期に、沖縄に住んだのもあり、ようやく訪れることができた。
しかもこのメンツで。あの黒蔵のあとで。
戸をあけると、精製中の、ガラス越しに、neco君を発見。トントンすると、しばらくみつめて「だれかとおもった」と、出てきてくれた。
お蕎麦やさんの麺打ちや、珈琲の焙煎のようにお香をつくっているのがみえる。内装もDIYで美しく京らしく、あたたかみと美しさ、和と宇宙が同居するデザインが、居心地のいい、明るい時空間になっている。
はじめていっしょにクリエイティヴしたのは、neco君がエクリプスを宇宙から撮影したのをお祝いするパーティで、ぼくはUFOの操縦士として招かれ、スーパーデラックスのフロアの中央で、その場をUFO船内にしつつ、宇宙マッサージで操縦しつづけた。
スーデラの壁には気球で麻炭を宇宙に打ち上げて、大気圏で弾かれる様子が、エンドレスで流れていた。
この時の映像は、GPSを頼りにアフリカの砂漠を歩いて、命がけでカメラと麻炭を回収してきたモノと言っていたとおもう。
neco君は世界中のエクリプスの地に行っては、気球を打ち上げて、宇宙で弾けて落下したのをGPSをたよりに、回収していたツワモノの変態だ。
そしてぼくは、このような人たちとの親和性が驚異的に高く、わかりあえる。
その宇宙にいった麻炭を練りこんだお香も、店内にあり、ちゃんあんたちも、前回の京都で購入してお気にいりだったようで、買い足す予約をすでにオンラインでしているようだった。
ぼくも現地で購入すると、隕鉄入りの宇宙のお香全3種をオマケに入れてくれた。
JAXAやNASAなどにもプレゼンしていて、space Xではすでに2度、宇宙にも行っているという。
宇宙飛行士若田さんたちとのミーティングで、「宇宙にもニオイがある」と言われて、neco君は食い気味で根掘り葉掘り聞くと、完全には解明されていないけれど、なんらかの作用によって鉄のような香がするらしく、それを聞いて、よりリアルな宇宙を体現するお香をつくるのに目覚め、隕鉄を仕入れ、削って練りこむお香を開発したという。
ちゃんあんたちも、お家で焚いたら、これまで経験したことのないような宇宙空間に飛ばされ、すぐリピートしたくなったようだ。
宇宙船内の話しはうろ覚えなので、詳しくはneco君がお店にいて、忙しくなければ、聞いてみていただきたい。
お礼に、その場でスタンディング宇宙マッサージをする。
終えると、「思い出したんですけど、1番最初に出逢ったときの長野の縄文フェスで、会場の下に当時住んでたから、バイクで向かってたら転んで血だらけになって、そのままの姿で初めましてして、スタンディング宇宙マッサージしてもらったのを、アレ?これどっかでやったことあるってなって、思い出しました」と言われて、遠い記憶のなかで、血だらけのneco君が蘇ってきた。
あの凄まじい出逢いから、京都で立ち上げた店内で、ふたたびスタンディング宇宙マッサージしているとおもうと、邂逅が半端ない。
neco君いわく、いつも人生の節目になるような大変な時に、宇宙マッサージと居合わせて、受けていたようで、今回も、新たなフェーズが見えてきた宇宙タイミングだったという。
おたがいに、立ち止まれないなにかを超えて、進んだ先で、再会が訪れたのだろう。
また京都に来るときは、連絡をとりあおうと、お別れ。
この頃出逢えた人たちの、仲間感が、自分の魂にとって、どれだけ愛しあえていたかが、言葉を超えて、感じあえた。
ちゃんみれも、ピンときたお香を購入。エピソードや製法を聞きながら、感嘆されていた。
タクシーをつかまえて、次も、どこに行くのか知らない、サプライズな場所へむかう。
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