一瞬と光はおなじ成分
沖縄の4年間ほどは一瞬のようでもあった。
5月に、静岡を母と出て、6日から8日、母にとってははじめての沖縄の地を、ふんだ。
今度は、青森のときのように、ドジはふまなかった。
1月1日生まれの影響なのか、母は夏は異常に疲れてしまうようで、ぼくが涼しいくらいに感じる気温でも、暑くるしいようだから、沖縄のたちこめる湿気は、もっともあわないのではと察したが、行きたいというので、連れていった。
母にとっての沖縄は、ぼくが産まれる前後、父だけが行った社員旅行で、沖縄の海洋博で買ってきてくれたプレゼントのサンゴのアクセサリーを、ずっと大事にしている思い出だ。
それ以来、朝ドラなどをみながら、憧れていたという。
空港からレンタカーを借りて、3年ほど住んだ家に着く。片付けには、さほど時間はいらなかった。
宿泊地アリビラは相変わらず、ロケーションが最高だった。
母は、夕暮れがみれただけで満足といった。
ぼくは体調が悪くなって、子どもの日のプレゼントだと冗談まじりに言ってくれたディナーブュッフェは、あまり食べれなかった。
一晩たって、好きだったアリビラのモーニングビュッフェの時には、体調もよくなって、ご機嫌に食べれた。
そういえばSF『安心』は、このホテルでのモーニングではじまるのだった。
北部へのドライブ前に、アリビラと星のやの間を通り抜けたとこにあるビーチを、すこしだけ見にいく。
ここは、レコーディングもした、美しいビーチ。
母のリクエストで、北のほうに行ってみたいというので、ドライブしながら、SF『安心』にでてくるチャーハンを作るママの家のモデルにした「しらさ食堂」にむかった。
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